09/04/29 05:19:58 t0ysNp0F
強い日差しの午後、アグネスは、トヨタ製の新型ランドクルーザから下車し、アフリカ・ブルキナファソの地を踏んだ。
ほこりっぽい乾いた空気、汚物と焼けた土の匂いがかすかにした。
そこでまず目に飛び込んできたのは、腹だけが異常に膨らみ、手足が骨と皮だけになっている子供達だった。
アグネスは、「ちぃっ」と呟き顔を歪めた。
すぐにランドクルーザーに乗り、備え付けの冷蔵庫から冷えたエビアンを取り出し、何かを忘れるようにゴクゴクと飲み干した。
そして、黒人の運転手に、すぐホテルに帰るよう指示を出した。