10/12/29 10:08:08 ycFKRmN3Q
Q1
会社ではパソコン打ったり、数字のやりとりだけだろ？ 自分が社会にどう関わってるのか分かりにくいよね？
…でも、ここにいる人たちが笑顔で口に運んでるもの、それを取り扱ってる。…これがキューちゃんの仕事だよ。
Q2
(相手：司法試験の勉強ばっかりで何の資格もない32才の女に、ろくな仕事が見つかるわけないだろ。…いい加減大人になりなさい)
ここで働いても正義を貫けないなら…弱い立場の人や、つらい境遇の人を見捨てるしかないなら、そんな仕事は私には必要ありません。
Q3
(相手：親父は何故今の会社で就職しようと思ったの？)
…一流商社に入れなかったからだ。 (相手：何で商社だったの？) …企画力、開発力で勝負が出来る仕事がしたかった…。
(相手：何か意外だな) 一生経理の仕事で終わりそうだがな…。
Q4
結果がよければ勇気ある決断と言われるし、悪ければ…人殺しと罵られて、裁判にかけられる。
誰もその過程には目を向けない…それが俺たちの仕事だ。それがよくて俺はこの仕事を選んだ……はずだった。
時々、どうにも虚しくなる…。
Q5
元々、俺をこの仕事に誘ったのはヨシオだった。ヨシオの言い草はこうだった。
“大都会の暮らしは俺たちが地下で支えてるんだ。人間の体で言えば小腸や大腸なんだ。
これがいかれたら都会の連中は生きていけない。俺は誇りをもってこの仕事をやってる”…俺もそう思ってずっとやってきた。
Q6
やりたくてやってんじゃねえよ、しょうがなくてやってんだよ。 (相手：てめえって奴は…そんなだから内定取り消されるんだ！)
俺のせいじゃねえだろ！ 世の中不景気だからこんな目にあってんじゃねえのかよ！
一生懸命生きようとしたってな、世間がそうさせてくんねぇんだよ！ もっと楽な時代に生まれてくりゃ俺だって…
(相手：バカ野郎！！ …生きるのにな、楽な方法なんかねえんだよ！ 辛くったって苦しくったって頑張って生きていかなきゃなんねえんだ！
てめえのやってる事棚にあげて人のせいにしてんじゃねぇ！ お前みてえなやつばっかだから世の中おかしくなんだ！)
…何も知らねえくせに。ある日突然、本当に突然…俺は大事なものを全て無くしたんだ。
全部無くしちまった俺に、どう頑張れって言うんだよ…何のために頑張れって言うんだよ！？