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○雲助やる上で押さえておくべき基本的知識
・東京や神奈川など数少ない例外を除いては、ほぼ生活保護水準かそれ以下の所得しか
得られない。所得に関しては相当の覚悟が必要と言える。特別区や横浜中心部などは
比較的稼げるが、流し営業は決して楽なものではない。但し3月11日震災後、都内と
いえども相当厳しくなっている。各社、落ちた営収を台数を増やすことで補おうとし
ているという地獄の沙汰の様相である。
・二種免許があれば未経験でも即採用、かなり門戸は広く開けられている。
ただし、賃金体系はほぼ完全な歩合制となっており、厳しい実力主義である。
売上のできない運転手は解雇されることもありうる一方で、売上ができる
運転手は中卒だろうと元ニートだろうと厚遇される。
・「足切り」と呼ばれる営業収入のノルマを課している会社がほとんどである。足切りを
割ると、基本的に給料が極端に減る。足切りを回避するために空で実車ボタンを
押して自分のお金を納金する者も多い。ヤミ金に手を出す自己管理のできない
者も多い。
・会社を選ぶ際の基準が非常にたくさんあり、慎重に選択しなければならない。
主なものとしては、営業所の所在地、車通勤の可不可、仮眠や風呂の可不可、
歩合率、足切り額、チケットや無線や予約の質と量、車のグレードや新古、
事故の際の乗務員負担、交通費の取り扱い、無線使用料などのピンハネ項目、
クレカ乗務員負担、お客からみた会社のイメージ、ナビやGPS無線の有無、
地方であれば駅の流れ方など。
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