11/07/27 21:10:38.54
関西全体の航空需要が10とする。
神戸の背後圏の需要は3とする。
関空の10のうち神戸が3を取れば、残りの関空の需要は7。
例えば、関空のマカオ便は10の需要があるから、ギリギリで成立しているとする。
需要が7になれば関西のマカオ便は減便あるいは撤退、もちろん3しかない神戸では成立しない。
結局、関西のマカオ便は減便・撤退となる。
神戸の人たちにとってもマカオ便の利用が不便になる。
こうして関西全体が競争力を徐々に失い、元々あった10の需要も9,8としぼんでいき、関空は6、神戸は2という具合に減ってしまう。
アクセス利便性も同様。
関空に10の需要があるから、関空へのバスは1時間に3本運行されているとする。
神戸が3を取れば、関空の需要減により関空へのバスは2本に減り、関空は以前より不便になる。
もちろん3しかない神戸はもっと不便。
結局、関空も神戸も以前より不便になり、利用者は減り、航空便も減り、関西全体が競争力を徐々に失い、元々あった10の需要も9,8としぼんでいき、関空は6、神戸は2しかなくなる。
これが分散のデメリット。
集約にメリットがあるというより、分散させると上記のような悪循環を生じさせると言うべきだろう。
まさに、昔のモントリオールが辿った道、そして今の関西の姿そのもの。