JAXA 宇宙航空研究開発機構 スレッド12at SPACE
JAXA 宇宙航空研究開発機構 スレッド12 - 暇つぶし2ch515:NASAしさん
11/05/18 10:50:32.28
【NASAの“VASIMR”-宇宙へ飛び出せ!-】
NASAとAd Astra社が開発中のVASIMRエンジンですが、同社ではこのエンジンを200MW(メガワット)の原子力動力と組み合わせた場合、火星に人間を最短40日で投入できると試算しました。
“VASIMR”は、有人火星旅行を目指した最新の電磁加速プラズマロケットです。
VASIMRとは“可変特殊インパルス電磁プラズマロケット”の略語。図2に示すように、ドーナツ状の3つの超電導磁石を貫通するパイプの中に、水素またはヘリウムのガスが送られる構造となっています。
超電導磁石による強力な磁界の中に加熱したプラズマを閉じ込め、そのエネルギーを後段の超電導磁石の後ろに設けた磁気ノズルからいっきに解放し、高速のプラズマ流として噴出するというのがその基本的な仕組み。
従来の電磁加速プラズマロケットと違って、パイプを取り巻くアンテナから放射される電波によってプラズマが加熱されるので、電極消耗の問題がありません。また、推力を調節できる可変型であるため、きわめて効率がよいのも特長。
VASIMRは核融合反応を実現するためのアプローチの1つである“磁場閉じ込め”の技術から生まれたものです。
化学ロケットにおける推進剤の燃焼温度は数1000Kですが、核融合の実験装置のプラズマ温度は数100万から1000万Kにも及びます。
このような高温に耐える材料はないため、磁界によって高温プラズマを宙に浮かすのが“磁場閉じ込め”方式です。
現在の化学ロケットでは火星まで、片道でも7~8か月もかかります。
途中はエンジンを停止した慣性航行をするためです。
しかし、VASIMRは効率的な加速航行ができるため、所要期間は半分以下の40日に短縮できると計算されています。
とはいえ、電磁加速プラズマロケットは電気ロケットの1タイプであり、有人火星探査となると200MW(メガワット)もの電力が必要となります。
URLリンク(www.tdk.co.jp)

比推力可変型プラズマ推進機(VASIMR)
(1)比推力:3000秒 - 5万秒
(2)推力:4キログラム - 120キログラム
(3)最大速度:秒速300km
※『比推力可変型プラズマ推進機(VASIMR)』について(日本語版)
URLリンク(ja.wikipedia.org)


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