11/04/09 23:23:15.23 j7aKzwRw
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太陽系の“最先端”を発見
Andrew Fazekas for National Geographic News April 8, 2011
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
NASAの宇宙探査機が太陽系の最先端部分を発見した。銀河系(天の川銀河)における
太陽の進行方向を指しているという。
この発見は、太陽圏観測衛星IBEX(Interstellar Boundary Explorer)から新たに送信された
データに基づいている。IBEXは太陽系外縁部の地図を作成する目的で2008年に打ち上げられた。
太陽が銀河系を移動するにつれ、太陽風(太陽から吹き出す荷電粒子)が星間ガスと衝突し、
太陽系の周囲に繭(まゆ)のような「太陽圏」を作り出す。繭の端「ヘリオポーズ(太陽境界面)」は、
太陽から145億キロ以上も離れている。
研究を率いたアメリカ、ニューハンプシャー大学のネイサン・シュワドロン(Nathan Schwadron)氏は、
「2005年、ボイジャー計画の探査機が外縁部の境界に初めて到達した。当時、極めて局所的な
情報が得られた」と説明する。
「2008年から始まったIBEXの観測により、大局的な性質を確かめられるようになった。
太陽系を包み込み、有害な銀河宇宙線から守ってくれている巨大な“泡”に関する40年来の理論が
覆ろうとしている」。銀河宇宙線は高エネルギーの粒子で、宇宙を素早く飛び回っている。
宇宙線は絶え間なく太陽系に降り注ぐが、太陽圏が大部分を遮断してくれている。それでも、
少量はすき間を抜けて地球に到達し、人工衛星の電子機器や宇宙飛行士の健康にダメージを
与えることもある。さらにヘリオポーズでは、太陽風と恒星間物質がぶつかってエネルギー中性原子(ENA)
が生まれる。地球近くに到達するENAを全天観測するのが、IBEXの役目だ。
321:ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm
11/04/09 23:24:22.43 j7aKzwRw
2009年、IBEXの観測データから、ENAを強く発する巨大なリボン状構造が発見され、太陽圏の端に
沿って“くの字”形で張り付くように存在していることがわかった。興味深い発見だが、このリボンが
太陽圏の地図の作成を妨げていた。
しかし、シュワドロン氏の研究チームは、ENA放射を観測データからデジタル処理で取り去ってみた。
すると銀河系を突進する吹き流しに似た太陽圏の最先端が現れてきた。
「リボンはちょうどこの領域を通っているので、観測の邪魔だったんだ」とシュワドロン氏は振り返る。
太陽圏の最先端は大まかに言うと、黄道十二星座の一つ、さそり座の方向を指しているように見える。
黄道は地球が太陽を周回する軌道であり、さそり座は黄道上にある。さそり座は夏の間、北半球の
空に現れる。
今回のデータ、そしてIBEXのほかのデータが太陽の軌道について何を示唆しているのか。
シュワドロン氏らは現在もこの謎に取り組んでいる。銀河系の中心を周回する際、銀河面の
上下を波のように何度か移動しながら、短い軌道を動いている可能性があるようだ。
シュワドロン氏は、IBEXのデータが太陽圏への理解を深めてくれると信じている。例えば、
太陽活動や星間ガスの圧力の変化によって泡のように膨らんだり、縮んだりするが、
地球上の生命や有人宇宙探査に影響を及ぼすかもしれない。
「ヘリオポーズは強烈な銀河宇宙線から地球をどのように守っているのか? この答えを知りたい。
生存可能な条件を太陽圏内で見いだせば、いずれその知識をほかの惑星系でも応用できるだろう」。
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IBEXのデータを基にした画像。中央のさそり座の近くに太陽圏の最先端部分(赤い点)がある
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
Image courtesy Nathan Schwadron, University of New Hampshire
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参照情報: >>3-6 >>57-60
322:ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm
11/04/09 23:59:16.06 bPM6mHzf
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大震災40分前上空の電子急増 チリ地震と類似「前兆か」 (03/28 10:11)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
国内最大のマグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災の40分前、震源地上空の電子の量
が局地的に増えていたことが、北大理学研究院の日置(へき)幸介教授(地球惑星物理学)の調べで
分かった。日置教授は震災後、昨年のチリ地震(M8・8)をはじめ、過去の大地震直前にも同様の
現象が起きていることを確認。「電子の急増は、巨大地震の前兆の可能性がある」とみている。
日置教授によると、国土地理院の衛星利用測位システム(GPS)観測網のデータを基に、地上
約80~500キロの電気を帯びた空気の層である「電離層」の電子の量を解析した。
その結果、11日午後2時46分発生の巨大地震から40分余り前の午後2時以降、震源地の三陸沖
の上空で、電子の量が通常より2割ほど増えたことが分かった。
このため、同教授は過去の巨大地震に関してもさかのぼって分析。昨年2月のチリ地震の発生40分前、
1994年10月の北海道東方沖地震(M8・2)の発生50分前に、震源地上空の電子が局地的に増える現象
をそれぞれ確認した。
電子が増えた理由について、日置教授は「地震前にわずかな断層のひずみが生じ、そこから放出された
電子で地表が広範囲に電気を帯び上空の電子を増やした可能性がある」とみている。
2003年9月の十勝沖地震(M8・0)では電子の増加はみられなかったことから、「M8を上回る巨大
地震の40~50分前に共通して起こる現象ではないか」と推測する。
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地震のメカニズムはまだまだ解らないことが多いようですが、電磁気的な作用が働いているらしい
ことは確かなようです。 今現在の力学オンリーの地震学は書き換えられることは確定しているようですw