10/11/14 17:14:36 SeeujEUW
>>718
口径が大きくなることで、認識できる限界的な淡い星雲は、
確実に見え易くなる。
※望遠鏡が、星雲の光とバックグラウンドの光を同時に集光することは、
低光害地だろうと、市街地だろうと、フィルターを使うと使うまいと同じ。
有効最低倍率ならば、星雲が網膜上に結像する明るさ
(単位面積当たりエネルギー)は、口径によらず変わらない。
だが、口径が大きく、(有効最低倍率での)像が大きくなることで、
星雲を認識することに関わる網膜細胞の数が増える。
たとえば10cmの14倍と、30cmの43倍はともに有効最低倍率であり、
星雲の明るさは変わらない。だが、網膜上の像のサイズが3倍異なり、
網膜上で星雲を認識することに関わる網膜細胞の数は9倍異なる。
像を認識するに関わる網膜細胞の数が9倍異なれば、
バックグラウンド光と星雲を見分ける能力(S/N)は3倍異なる。
星雲状天体も、(光害の程度や使用フィルターによらず)
同一観察条件ならば「小口径より大口径が優れる」というのが、当然の結論。