07/03/14 20:45:33 dEtN/m3H
ベテルギウスの質量が小さいような気がする理由。
理由1
ベテルギウスのスペクトル型における光度階級(Ia-Iab)
はアンタレス(Iab-Ib)より上。これはベテルギウスの大気が
アンタレスより薄いことを示している。
恒星の表面温度が同じなら、明るい恒星ほど直径が大きく、直径の
大きい恒星は一般に大気が薄い。だから大気の薄い星は明るいと
推定され、大気の薄い星ほど上位の光度階級が付けられる。
だけど、ベテルギウスとアンタレスの直径は明るさはほぼ同一。
ということは、ベテルギウスの質量のほうが小さい。
理由2
アンタレスはさそり座のOBアソシエーション (若い大質量星の集団)
の一員で、その最も明るいメンバー。つまり間違いなく大質量星。
それに対してベテルギウスはオリオン座のOBアソシエーションの一員
ではない。ベテルギウスはオリオン座の星だれど、たまたま同じ向きに
あるだけ。