11/01/07 23:42:43
>>213
確かに企業がわざわざ金かけてまで開発したものであって、産み出した奴の意図が効率よく社蓄化させることであるのは揺るがない。
前提となるその筋は分かるわけだが、一方で現実世界での労働者はどうかと思えば、仕事に訳分からん生きがいだのを見出して自己陶酔して、それで何とかやってる事実がある。
そういう、労働に意味や目的や達成感を見出して自らを騙し騙し生きていくことは、愚かなんだけど、人生を充実させるためには合理的だし多分唯一の手段でもある。
仮にオフィスの妖精をぶち壊したら、待ってる世界は古来から続く「１：嫌々労働するか、２：さもなくば何とかして自分を騙すための価値観を探し出す」かの二択の世界。
それでよくよく考えてみるとオフィスの妖精が成し得たことってのは、どえらいようでいて所詮この２の実現の手助けに他ならないという。
オフィスの妖精なんてなかった時代から、スキルのある人は皆やってた”自分騙し”の効果を、万人に解放しながらも一人一人に最適化してくれるシステム。
これによって、騙しのスキルの高い人低い人に関係なく平等に、どんな自分騙しよりも強い効果を、何の労力も必要なく得られるという三拍子なシステム。
「その結果社蓄になるんだぞ」って言われても、生きるために労働が必要な社会では「じゃあ嫌々働けってのか」か「騙しのスキルが低い俺に地獄へ戻れってのか」と言われる。
そう考えるとオフィスの妖精を非難する理由って実は無いな、と気付いた。