10/12/07 18:14:51
1980年代、小学校の図書館で読んだ本です。
1冊目は短編集で、その中のひとつの話で、何かの理由(核戦争?)で人々がシェルターに避難する。
しばらくすると、扉から浸水してくる。毛布などで応急処置。紆余曲折ありつつ
その後扉を開け外へという内容です。
2冊目は、80年代の小学校の課題図書で、悪がき三人組、その内の一人が
年上の兄に教わった、10円を化学反応させ、銀色にした100円玉で薄暗い
駄菓子屋の老婆からつり銭をくすねる。その後宿題の写生で描いた船の絵から
テロリストに誘拐されるという内容です
3冊目も課題図書で、時代は終戦直後、海沿いの貧しい町が舞台。主人公の少年は母子家庭で
近所の年長のガキ大将のグループの一員。海岸に打ち寄せられたくず鉄を拾って小遣いを稼いだり、
死んだエイにも毒があるから草履で踏んではいけないとガキ大将に教わったり。
近所には口が利けない男がいて、この男は空襲時に避難せずにじっと爆撃機を指差して立っていたのを
スパイと勘違いされ投獄された事がある。戦後は離れ小島の洞窟で不発弾の処理で生計を立てる。
慕っていたがこの男と母親との事を友達に勘ぐられけんかになり、その後疎遠になる。
夏の法事で寺に行くも、暑さと線香の匂いに柱にもたれたままうたた寝をしうなされる。柱には地獄の絵が描かれていた。
夏の終わり、男が一人で不発弾解体作業中に失敗、見に行った者の話では肉片が洞窟内にこびり付いていたと言う。
以上3冊ですよろしくお願いします。