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米空母のヘリ要員17人が被曝 福島第1原発の影響か
産経新聞 3月14日(月)17時36分配信
米海軍第7艦隊は14日、東日本大震災の救援のため
三陸沖に展開中の原子力空母「ロナルド・レーガン」搭載
のヘリコプターの要員17人から低レベルの放射線を検知したと発表した。
日時は不明だが、同空母は福島第1原発の北東約160キロ
を航行しており、被曝(ひばく)した要員はヘリ3機に分乗し、
仙台市付近で救助活動を行った後、同空母に戻ったという。米海軍
はこれを受け、同空母など展開中の艦船を福島第1原発の風下から
離脱させた。
一方、フィールド在日米軍司令官は沖縄の第31海兵遠征部隊
(31MEU)が支援物資を載せた強襲揚陸艦「エセックス」に乗艦し、
16日にも被災地沖に到着することを明らかにした。ドック型揚陸艦
「トーテュガ」も15日朝、北海道の苫小牧港に入港。陸自第5旅団
(帯広市)
の約250人を青森に輸送する方向で検討している。在日米軍は支援
活動を「トモダチ作戦」と命名した。
自衛隊と米軍による日米共同対応では、14日に設置された自衛隊
の統合任務部隊司令部に、米軍も連絡官を派遣する。三陸沖に展開中
の米海軍の駆逐艦などのうち、4隻以上が同日も捜索・救難活動を実施
したほか、米軍のヘリ計5機が米空軍横田基地から仙台市などへ救援物資
を輸送した