11/03/14 16:20:39.05
武田邦彦・談
福島原発は地震直後に連鎖反応は止まっていると考えられる。
そして現在の発熱は核反応ではなく、放射性物質の崩壊熱と考えられる。
もし崩壊熱だけなら中性子の吸収は関係がないので、ホウ素はなんの役にも立たない。
つまりホウ素は中性子を吸収するもので、崩壊を止めたりゆるめたりはできないからだ。
核爆発や原発はウランが核分裂する時にでる2.4ヶの中性子の連鎖反応を利用している。
だから、ホウ素を加えるということはウランの核分裂を止めるためのものだからだ。
東電は、炉が使えなくなる危険を冒してホウ素を投入しているのだから、なぜホウ素を投入するかを保安院に報告して了解を取っているはずだ。
もしその了解が「核爆発を止めるため」というなら、それを真っ先に国民に知らせなければならない。
そして国民は「原爆」と同じ避難をする必要がある。
このようなことを判断するときには「炉が溶融していることを政府が認めたか」などではなく、科学的な判断が可能なデータを直ちに公表することだ。
すでに福島の原発は事故を起こし、現在の状態をそのまま報告するのは東電と国の責任である。
自分たちのメンツより国民の安全を考えて欲しい!!
テレビの解説者はホウ素の役割を知っているのに、理由を説明していない。
原子力の専門家の方、勇気を持ってください。
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