11/01/26 23:43:09
例として、「物理法則」の例として、「運動エネルギーの法則」を挙げる。
ニュートン力学の「運動エネルギーの法則」は
「速度 v で運動する質量 m の物体は、mv^2/2 のエネルギーを持つ」
だ。新幹線の一編成の質量を 1×10^6kg (1000t) として、3×10^4m/s (30km/s) の
新幹線ならその運動エネルギーは
1×10^6kg × (3×10^4m/s)^2 / 2 = 4.5×10^14 J = 450 TJ
速度が 6×10^4m/s (60km/s) なら
1×10^6kg × (6×10^4m/s)^2 / 2 = 1.8×10^15 J = 1800 TJ
となる。60km/s の新幹線の運動エネルギーは 30km/s の新幹線に比べて4倍もの「違い」がある。だが
「速度 v で運動する質量 m の物体は、mv^2/2 のエネルギーを持つ」
という「法則」はどちらも同じように成り立っている。違うのは「速度」という条件であって、「同じ法則」でも
条件が違えば「異なる結果」が得られる、というだけのことだ。
タミには「法則」と「状態」あるいは「条件」の区別が付いていない、ということは以前にも指摘したが、
何も改善していないな。