11/02/15 14:05:24
>>11
議論する切り口はいくつもあって、一言では言えないと思うよ。
例えば、遺伝的あるいは生得的な構造や機能がどの程度影響するのか。
そういった「自信」を獲得する構造的機能的要素。
これらの研究は専門ではないので詳しい人がいたら譲りたい。
次に仮に自信の定義を「他者と比較して優れているという自覚」とすると、
他者との比較となる基準は各自が属する社会的な価値観に影響を受けるだろう。
このへんは社会心理学の一分野で研究がされているよね。
また、社会的という定義も広義で、例えば君も僕も人間だから、
人類というくくりで共通する価値観に沿って優劣を考えるだろう。
さらに、日本人として、年代として、性別として、地域の規範、
さらに自分の周囲の限定したコミュニティの価値観によっても変わる。
違う側面で言えば、自分の学習履歴も大きな要素になるだろう。
つまり、自分が選択した行動が、自分にとってよい結果を生んだ経験が
多ければ、自分で決断する頻度は高まり、自己判断に自信を持つようになるだろう。
一方、たまたま逆の経験が多ければ、他者に決断を委ねることが多くなるかもしれない。
つまり、君がいう「どのような考え、感覚の違い」というのは、
遺伝的な構造、社会的環境、選択行動の結果に左右され、
それぞれが有機的に影響し合って形成された複雑なものだと私は考える。