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「世界が愕然」 オリンパス・英国人元社長が批判
10月14日に解任されたマイケル・ウッドフォード元社長は、会社側の発表を受けてロンドンで朝日新聞の電話取材に答え、
「支出の不自然さはこれまでも指摘してきたので、驚きはない。驚いているのは、高山修一社長が(会見で)『これまで知らなかった』と話していることだ」と語った。
問題の支出について、独自に会計事務所に依頼をして調査をしたウッドフォード氏は
「このような額の支払いについて疑問も感じないようであれば、取締役としての能力もないが、今の取締役は会計事務所の報告書を見ようともせず、私の解任に賛成した」と批判。
「全員が信頼をなくしており、それでもとどまることに世界が愕然(がくぜん)とするだろう」と話した。
また、自身の復帰については「企業は株主の物であり、株主が望むのであれば、復帰をする。だが、現段階では従業員の生活を含めた、企業の保護が最優先だ」と述べた。