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女性死亡で警視庁の敗訴確定 最高裁、上告を退ける
2011年6月2日 13時29分
東京都足立区で2004年、
小出亜紀子さん=当時(24)=が元交際相手らに殺害された事件で、死亡は警視庁が捜査を怠ったためとして、両親が都に賠償を求めた訴訟で、
最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は2日までに、都の上告を退ける決定をした。
1千万円の賠償を命じた二審判決が確定した。5月31日付。
一、二審判決によると、元交際相手の男=殺人罪などで懲役13年が確定=ら2人は03年12月からアパートに小出さんを監禁、暴行を加えて04年1月に凍死させた。
小出さんの両親や知人は警視庁多摩中央署に相談して捜索願を出し、男との関係や犯罪に巻き込まれた可能性を伝えていた。
両親は06年に都や男らを提訴。
一審東京地裁は「死亡の約2週間前には容易に危険を認識できた。
救えた可能性は高く、犯罪を前提にした捜査をしなかったのは違法」と判断し、請求通り計2千万円の支払いを命令。都だけが控訴した。
二審東京高裁判決も「十分検討せずに事件性がないと判断を誤った」としたが、小出さんにも落ち度があったことを理由に1千万円に減額した。
(共同)