11/02/19 22:52:13.00
『オーム事件の真相を読み解く』
大きい事件では、社会的背景に、公安の犯行動機に直結する明確な事実が存在していることが多い。
<事件当時の状況>
ソ連崩壊により東西対立は終焉し、国内過激派もほとんど消滅という状況の中で、公安警察の見直し議論が盛り上
がり始めていた。公安警察は「公安不要論」が盛り上がる事に強い危機感を抱いていた。
この様な背景の下で、一連のオーム事件が起きた。オーム事件は、公安不要論に歯止めをかける上で格好の材料にな
った。オーム真理教が、大きな事件を起こせば起すほど、それが公安不要論に歯止めをかけたい公安警察の利益に直結
していた。ここを読み解けば、警視庁公安部が「地下鉄サリン事件を阻止しなかった理由」がおのずと見えてくるの
である。
16代警察庁長官 國松孝次氏は、オーム真理教を利用したい警視庁公安部の強い反対を押し切り、刑事主導の強制
捜査に踏み切った。國松孝次氏は警察庁長官の中では刑事畑が長く、公安偏重の警察のあり方の是正を考えていたと
言われる。同氏はオーム真理教と警視庁公安部の両方から恨みを買うことになった。
ここを読み解けば、狙撃事件の真相と事件後にオームに潜入していた巡査が「私が狙撃した」と名乗り出た時の、警視
庁の奇妙な対応の理由がおのずと見えてくるのである。
つまり、警視庁公安部はオーム真理教を巧みに煽動し、事件を起させる事で公安不要論を封じようとした。オーム事件で
多くの被害者を犠牲にすることで、組織の安泰が図られたのである。
ここを読み解けば、麻原に公判前に必ず睡眠薬を飲ませ、裁判で何も喋らせなかった理由がおのずと見えてくる。
麻原の口に封印されたのは、『警視庁公安部が麻原をどのように煽動したか』と言う証言である。