11/08/25 21:46:12.54 DQuDzhMr
よくあるようでない質問集
Q 連投したら怒られた
A 最近テンプレを読まない人が増えています
Q 僕の詩がずっと評価されません
A 貴方も評価に参加しましょう その発言は間違っています
Q ○○さんに評価してもらいたい
A 評 価 人 の 指 定 は 禁 止 さ れ て い ま す
過去に自由参加推進派とコテ信仰派で別れ
セン5スレが分裂した無意味な歴史があるからです
Q 素人の僕でも評価して問題ありませんか?
A 冷静に見てほぼ全員がド素人です 真面目に評価してあげましょう
Q 作者の人へ感想を送りたいが未評価から外れてしまう
A ランク無しの評価文は感想扱いとして未評価扱いのままです【←重要】
Q やる気の無い一行評価をされてガッカリした!
A 未評価のまとめ人の判断で取り消せます 対応に問題があれば議論スレへ
Q 過去ログ倉庫が更新されていませんが
A アルカリ ◆pH7.2omqBEさんを全力で探しています 見かけた方は大至急報告を
新しくセン5のまとめサイトを作りたい方はご自由にどうぞ むしろお願いします
Q 歌詞やエッセイでも投稿して問題ありませんか?
A 初代スレからなんでもOKでやってきた のだけど評価人にもよる
Q 再評価を希望したら嫌われてしまいますか?
A 問題ない するしないは自由
Q あのコテむかつく
A 知るか
3:名前はいらない
11/08/25 21:47:15.67 DQuDzhMr
未評価一覧制作者の心得
【壱】 間違いを恐れない事
毎回失敗せずにやってくなんて無理
間違いを指摘されたら素直に喜ぶ
【弐】 決められたルールは守る事
作品へのアンカーは「>>」を使わず「>」を使用
(一度に>>を20個以上使えないからです)
1列5作まで 10作セットで行間を空る
(楽に目算しやすくする為)
当たり前ですがちゃんと理由があります
【参】 引継ぎ番号は書く事
評価する側される側 百利あって一害なし
【四】 連投や盗作は全てEで切り捨てる事
連投は全て却下 発見次第報告をしてください
【五】 わからなかったら議論スレで聞く事
勝手な独断で動かない
4:名前はいらない
11/08/25 21:49:59.98 DQuDzhMr
未評価一覧 (前スレ>>960より)
>739-740 >844 >852-853 >854 >856
>861 >911
5: ◆UnderDv67M
11/08/25 21:58:06.52 GmQ8qJ8l
なーんかスレ立てのプロがいたな 誰かしら
ただ前スレを間違えちゃったね おつ
君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.97]
スレリンク(poem板)l50
過去ログ倉庫が復活しているのを今知りました
アルカリさん有難う御座います
なにも得することなんてないのに素晴らしいです
6:名前はいらない
11/08/27 00:49:14.18 45cRlzeN
「夏の幻想」
凛とした夏草が鳴き声を上げ 草と虫と風の唄を聞き
ずーっと続くあぜ道を 私は耽りながら歩く
ふと気がつくと辺りは闇に蔽われ 木々が私を囲っている
私は闇の中 木々のざわめきと 湿った空気の匂いを頼りに
ひたすらに まっすぐと続くであろう道を歩く
ホウホウと鳴く梟の声が 耳の奥に沈殿する
私は鳴き声に 木々達に導かれるように歩を進めた
100間ほど離れているだろうか いや10間にも満たないのだろうか
木々達は光の門を作り 前へ 前へ もっと前へと 私を誘う
光の門の先には澄んだ湖面が顔を覗かせる 高台を探し湖面を見下ろす
金平糖が一杯に広がり 丸い太陽が照らしている
私は太陽に向かい小石を投げた ちゃぽんっ と音を立て
太陽と子供達は一斉に舞を舞った
私はその舞を ずっと ずっと ずっと 眺めていた
ゴウっと 鋭い風が吹き 舞を踊る子供達を黒い影が蝕む
空を見上げると 雲が晩餐の終焉を教えていた
名残惜しむ気持ちを抑え 私は帰路へと着いた
夏の夜の夢の証に 一本のつゆ草を片手に
7: ◆OOcyOf/h8E
11/08/27 06:14:24.81 +2gSQ61L
「おいしいカレー」
一週間に一度は カレーが食べたい
と
思うけど
ちょっと多いかな 欲ばりかな
それじゃあ
もう一生に一度でいい
それがいい 丁度いい
そんなわけ
あったりするから
あなたはいつも 紙を丸めてるんだ
紙の真ん中にそそぐように
おくびょう者ほど辛さを求める
と
記すあなたは
ぬくもりが大っ嫌い
特にずぶ濡れのぬくもりを
あなたは鉄の匙ではねのける
だからか
一方では減り
一方では積もっていくものが
あなたにはあるようで
8: ◆OOcyOf/h8E
11/08/27 06:15:22.41 +2gSQ61L
べつに辛くなくてもいい
それほど辛いのが好きってわけじゃない
それよりもあたしが好きなのは
やっぱり
あの どろどろなんだよ
わたしは
一週間に一度は とろとろがしたい
けれど
わたしは皿であなたは匙で
いつも
かんかんと鳴ってるばかりか
その
むこうがわで
ぐつぐつといってる 何か
茶色いものを 互いに懐胎しながら
ちょっとずつ
テーブルの上にこぼして
そして
いらなくなった紙でふいている
9: ◆OOcyOf/h8E
11/08/27 06:16:50.09 +2gSQ61L
ねえわたしが
この紙をあなたに投げつけても
何が変わるってわけでもなくて
それで
今週末はカレーがいい
なんて
裂ききってもいえなくて
あ
ほんとうに香ばしい
ほんとうに
人生はこきざみに段だら
って
だから
わたしが
わたしたちが
ふと 互いの坂をみあげたときに
流れている あれは
一体 いつになったら
こっちに
やってくるんだろうって
だから
いったい
いつになったら
お腹いっぱいに カレーが
食べられるんだろう
って
10:名前はいらない
11/08/27 15:00:28.23 6kGn5fyJ
『太陽への接近』
背骨が汗かく
夏は死のにおいで満ち満ちている
あらゆることの中間にあって
忘我のうちに
地面に張り付く
ふち取り定かな影に
操られているのではないか?
熱線に焼かれ
砂に埋もれた人々の
青白い顔、顔、顔
実体のない暗号解読
それ自体で示さない記号を
希望と受信し
「これで万事がうまくゆくだろう」と
ぼくは答えた
それからは妙に訳知り顔で
遺失物一時預かり所にも
不毛な治療にも
足を向けることはなかった
橋の下に
きみの腐った抜け殻が
吊るされていたのを
横目に見やり
秋の枯渇に備え
冬の傘になるものを
探して奔走し
いずれ産まれるであろう
我が子の名を
またひとつ打ち消す
やがて
凶弾に倒れ死ぬ
自分の哀れな表情を眺め
思わずにやり
これで満足
やっと満足することが出来たのだ、と
苔むす墓に入る心地で
夏蒲団はねかえす
その夢枕
部屋の四方の壁が
日に日に内側に寄って来ていることに
気づき
圧死の危険を感じる
これらは全て
七十七億年後におこるという
太陽の大膨張のことを
きみが思い出したせいだ
11:美ゃ
11/08/27 16:12:41.60 gqET/sCO
『プライベート・アドバイス』
ねぇ
きいてる?
きいてないでしょうね
だってあなたは
色々忙しいんでしょう
あなたは私にこう言いました
デブと
はい、あなたの方が完全に太っています
毎朝鏡を見てないんですか?
見ても自分だと気付かないんでしょうね
デブ過ぎて
軽蔑してもいいですか?
はい、もうしてます
あなたはクビになってくださいね
12:ちー
11/08/27 18:35:40.09 LCK7/b8O
>11
セン五スレは「王さまの耳はロバ」と叫ぶための穴か!?つーか知らんわ。そんな世界の片隅のちっちゃい攻防!
しかしそのデブはあなたにとってとても大切な存在にも想えるなあ。どうかお幸せに。E
13:美ゃ
11/08/27 19:12:45.16 gqET/sCO
>>12
すいません再評価でお願いします・・・
14:名前はいらない
11/08/27 19:15:01.34 LCK7/b8O
>>27
一行目から大冒険。太陽が近付く夏を誇張して描く。
シリアスな語り口は変幻自在の思考の展開を見せている。
熱波に焼かれて死んだ人間もやはり清涼感溢れる青白い死に顔なのだろうか等と、想像しながら楽しく読めた。
しかし、テーマが今一不明瞭。
各連とも独立した詩になりえる尖ったピースを孕んではいるが、組立が効果的ではない為、
描こうとする地球が話者の空想の中で終末的な状況なのか、それともただ四季の中の一つに在るのかはっきりとしない。
焦点を絞れぬダイジェスト。本編が見えない。D+
15:12
11/08/27 19:19:59.90 LCK7/b8O
失礼、>>27ではなく>>10。
16:名前はいらない
11/08/27 22:32:28.88 45cRlzeN
>>7
すんません、私カレー食えない人なんです・・・
別の人評価お願いします
>>11
現実から目をそらしている自分を説いたものなのかな?
個人の日記を見ているように感じました
詩がストレートでわかりやすいといえばわかりやすいのですが
情景や過程もなく淡々としずぎている感はいなめないと思います
D-
17:ダルシマイ
11/08/28 01:08:03.62 Nl7E8vRe
「ポジショニング」
臓と臓の間に
臓を挟み込む
無意味の臓に
色をつける
時期外れの紅葉色に
18:名前はいらない
11/08/28 15:18:28.48 l5SK3/lP
『真夏のトライアングル』
大人達の裏切りを知る
超能力少年がねじ曲げた
銀製スプーンの極点αから、
芽吹きに失敗して枯れた
向日葵の太陽を思う首
その想像上の可動部内頂点βへ向けて
直線をひき
これを底辺とする。
そのはるか上空
ヒナを失ったツバメの
吐き出した血が、
底辺の中央突き刺さる
垂直二等分線をなぞりつつ
まっすぐに落下したなら、
自分の死骸を見つめるツバメの
つぶされた右眼の跡γと
頂点αβは直角二等辺三角形をなす。
少年と向日葵が空を見上げる
そのにくしみの温度は
人も生きられぬ程
きっかり45度である。
19:名前はいらない
11/08/28 15:32:56.17 Alq0578u
>>17初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D-
>>18元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。
アンドロメダの空を~おおぐまの足を~5つ伸ばしたところ~さそりの。
こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。>>17初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D-
20:名前はいらない
11/08/28 15:33:36.73 Alq0578u
>>18元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。
アンドロメダの空を~おおぐまの足を~5つ伸ばしたところ~さそりの。
こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。>>17初体験を描写しているのがわかります。この作品は評価が分かれます。D-
>>18元ネタがわかります。ネタばれしてます。しかし、綴られた文字は2ちゃんねるでは厨二病と言われます、共感できます。評価D。
アンドロメダの空を~おおぐまの足を~5つ伸ばしたところ~さそりの。
こんな感じの歌があったけど、こっちはすっきりします。
21:名前はいらない
11/08/28 15:50:42.96 l5SK3/lP
>>19>>20 すいません。再評価願います。
22:名前はいらない
11/08/28 17:48:04.20 Rgpwn8W7
>>18
第一連、一読した限りでは他の連よりも不出来に感じます。
>大人達の裏切り、がどうしても不鮮明に捉えられてなりません。
>超能力少年、というのも不適切というか余計なものな気がします。
第一連、とにかく残念な少年の頂点αですね。
第二連、とにかく残念な向日葵の頂点βですね。
第三、四連、とにかく残念なツバメの頂点γですね。
第五連、とにかくここまできたなら、「人も生きられぬ程の45度」が
ぴしゃり読者に伝わり少なくとも45度の意味が読者のなかで息づくようでなければ
この手の詩は成功したことにはならないと思います。そうでなければ
数学的要素を取り入れた理由(わけ)がわからない、ということになってしまいますから。
で、私としてはそれに近い感情があります。45度?少年と向日葵の残念さ加減を等しく
みせたのでしょうか。それにしても?がぬぐえない…といった感じです。
修辞はどうでしょう。第一連はさきほどの通りですが、第二連はなかなかだと思います。
ただ、向日葵の太陽ではあの太陽を思いうかべてしまう読者もいるかもしれません
ので、ここは向日葵の顔でいいと思います。顔と次にくる首でうまく連想されることを考えてもです。
第三、四連はちょっと危ないですね。
>ヒナを失ったツバメの/吐き出した血が/底辺の中央突き刺さる
に対し
>自分の死骸を見つめるツバメの/つぶされた右目の跡γ
と書かれていますが、死骸とは何のことでしょうか。吐き出した血?つぶされた眼球?
いまいち理解できないうえに想像もつきません。
あともう少しで詩は生まれそう、そんな「予感」を尊重してCはつけられないと思いました。もう少しです。
評価D+
23:名前はいらない
11/08/28 18:12:48.17 l5SK3/lP
>>22 とても丁寧な読解と批評をどうもありがとうございました(皮肉ではなく)
言葉を足したり削ったりしてる段階で、自分でも混乱してイメージの焦点が
ぶれてしまったのかもしれません。
24:名前はいらない
11/08/28 22:28:48.29 PGH8+TzG
多国籍タコ
いかんせんイカ
多国籍タコ
イカ
お、イカイカーン!!
25:ちーちゃん
11/08/28 22:51:16.09 U7rAr0/D
>24
タコなのかイカなのか、作者の中で書きたいことがぶれていると思います。
でも、まだまだです。ぶれが足りません。
例えば、屁をこいて見ましょう。ブッ。「おい、おまえ、屁、タコイカ?」
注意したひとはとてもカタイコです。むしろ優秀なコタイカ?
だあれ?こんな詩、カイタコ。
ああ、セン五にイタコカ。
カタコイ。片想い。アーメン。E
26:ちーちゃん
11/08/28 22:55:17.90 U7rAr0/D
最終行は、カタコイ、片想い、してイタカコ。に。
27:マルシエ
11/08/28 23:44:07.83 PGH8+TzG
>>24>>25>>26
素晴らしいの一言である。
一連の発言があたかもひとつの作品のように有機的に結び付いていることに貴方はお気付きだろうか?
我々か古来から追い求めてきたポエジーの本質とは即ち、あたかも奇遇ですなあという出で立ちで、然り気無く通りすぎるのであるが、
何やら風の様なものを感じてふと振り返ってみると、そこには当然のごとくしかも見せ付けるようでもなく佇み、
むしろ此方側が必然から離れているようでそっとその場を後にしつつ、去り際に風を全身で感じるために裸体を露にする様なものである。
そこには見せびらかそうと言う欲求の入り込む余地もなく、ただ自身の為、自身の為、なのである。
だがしかし此方側の意に反して、裸に向かって来る風は妙な質感を持っており本能的に逃れようとするが時すでに遅し、迫り来る雲塊である。B 。
28:ちーちゃん
11/08/28 23:46:06.45 U7rAr0/D
「ハッピーバースデー梅雨前線」
良い事ばかりじゃいつかは醒めちゃう
時にはビターな気分のスパイスを
晴れの日も良いけど干からびそうになる前に
ハッピーバースデー、バッドな気分の誕生日
秘密のメモ帳豹柄のカバー
透明なインクで書き留めた
わたしの憂鬱の誕生日
ハッピーバースデー梅雨前線
あなたの湿った傘の下
生まれたての梅雨前線
風がさらって行くまで
少しだけの憂鬱
29:名前はいらない
11/08/28 23:51:07.99 U7rAr0/D
>>27
素晴らしいとか言って最初に振ってんのはお前じゃなイカタコ。E
30:マルシエ
11/08/29 00:04:23.26 qjKedtiV
>>28
梅雨の空の下、生まれる命の存在を感じながら、我々も正に今朝、梅雨の空の下で生まれたのだという感覚に襲われる。
勿論晴れの年もあるのだろうが、記憶にあるのはいつも梅雨空、梅雨空、梅雨空、である。
あるいは誕生日と言うのは、ある意味で我々の意識の中に埋め込まれた鉛の様なものを指しているのかも知れない。
程度の差こそあれ我々が無意識的に眺めている、梅雨空の印象に重ね合わされた我々自信の肖像画。 まさに今朝生まれたのではないかと言う感覚。
自然な動きをもって、我々は裸体を露にするのである。
そこにはもはや一般的な印象としての梅雨空は存在し得ない。見渡す限り清新な梅雨空。我々が求めていた場所。生まれてきた場所はまさにここに有るのだ。
そのような場所に降り立った者が必然的に目にするもの、迫り来る雲塊である。C。
31:名前はいらない
11/08/29 00:44:27.21 pmVeckEA
「鉄塔のロンド」
錆びた匂いが蔓延すると
機械仕掛けの若人達は
今日も仕事だ えっさっさ 明日も仕事だ ほいさっさ
体が錆びて朽ちるまで
今日も仕事だ えっさっさ 明日も仕事だ ほいさっさ
勿忘草の忘年会 銀の木馬にまたがって
機械仕掛けの若人達は
今日も宴だ えっさっさ 明日も宴だ ほいさっさ
諸味の匂いをまとうまで
今日も宴だ えっさっさ 明日も宴だ ほいさっさ
古びたコインの裏表 磨いて磨いてピカピカに
機械仕掛けの若人達は
今日の一枚 えっさっさ 明日の一枚 ほいさっさ
その身に価値を見出すまで
今日の一枚 えっさっさ 明日の一枚 ほいさっさ
錆びた鉄の溜まり場で 渇きを癒すツバメ達
何故翼が無いのかと 僕には翼がないのかと
機械仕掛けの若人達は
ヒトツの翼に えっさっさ フタツの命に ほいさっさ
空の欠片を拾うまで
ヒトツの翼に えっさっさ フタツの命に ほいさっさ
「なぜなぜぼくだけ届かない そらにおててが届かない
ぼくが一番ちかいのに おそらにいちばんちかいのに」
ほろほろほろとあふれ出る あか茶に錆びたメタモルは
機会のロンドが傾げたら 引力に負けて落っこちた
砂塵の霧が舞い降りて 溜まった池のメタモルに
フタコブラクダが口をつけ ヒヒヒンブルンとせせらいだ
32:名前はいらない
11/08/29 09:49:32.73 OFqav7Ih
>>30
ありがとう。でも、とってもジメジメした感想ね。…再評価を希望するわ。
33:ちーちゃん
11/08/29 12:05:14.31 OFqav7Ih
>>31
リズミカルに良く練られていると想うわ。途中で気絶する事無く最後まで読めた…。でも、
結局、何が言いたいのかわからないわね。
鉄塔のメンテナンスって、とっても高尚なお仕事じゃなくって?とび二級の資格じゃ全然足りないかもしれないわ。
お空に手、とか言ってる場合じゃないの。親綱張った?D
34:名前はいらない
11/08/29 15:55:42.22 TqOzDoXY
『あたらしき言語』
まるで他人から隠れるように
呼吸する、この卑屈な惑星では
言葉はとうに飽和している。
今その
やさぼやりとした大気の薄膜を
突き刺して、灼熱する巨石群が空に
処女血の赤い線で航路図を引いていく
―「いんせき」と傍らの女がつぶやく
先に来たるものが
地表と接吻した瞬間の
歓喜の破裂、鼓膜割るとどろき
おくれて降り注ぐ
所々突き出た欠片の
真っ白なしぶき
この欠片は新しい植物をはやす
種か?
音を無くし、声も失った人々は
表情さえも消して
ただ待っている
35:名前はいらない
11/08/29 17:43:11.22 pmVeckEA
「分岐」
とてとてとてと若者が
大都市ミラノに想い寄せ
閑古鳥がはこびった
しみったれたこの村に
踵を返して後にする
とてとてとてと歩を進め
一人の強者がこういつた
右へ行くんばしかるとも
おのずと明日がみえんしゃい
とてとてとてと歩を進め
一人の弱者がこういつた
左へいくんばしかるとも
明日はわがみにふりかからん
とてとてとてと歩を進め
一人の賢者がこういつた
まっすぐ道をおいきなさい
貴方に枷が無いならば
とてとてとてと歩を進め
3個の巨像に出くわした
右と左と真ん中と
ぬしはどこにゆくんしゃい?
生まれて初めて歩を止めて
ゆっくりゆっくり考えた
右の巨像に語りかけ
私の足は疲れ果て 右への道は進めません
左の巨像に語りかけ
私の心は疲れ果て 左への道は進めません
中の巨像に語りかけ
珊瑚の欠片が気になって 中への道は進めません
おてんとさまがやってきて
迷うわたしにこういつた
しかるばおぬしのいくみちは
おのずとこたえがでてくるのう
うつむき眉間にしわ寄せた
私はうえむきこういつた
珊瑚の欠片のゆくすえを
見守りともに育てます
とてとてとてと若者は
振りかえらずに来た道を
閑古鳥を肩にのせ
すたすたすたと戻って行った
36:名前はいらない
11/08/29 22:14:11.92 dvWTTIgq
「潜水」
海に潜る。
潜る潜る潜る潜る
いくら潜ったとこで
海底にはたどり着けない
ただ暗くて
何も見えない
何もさわれない
何も掴めない
お願い君がライトで照らして
何も見えないまま
何もさわれないまま
何も掴めないまま
なにもわからないのに
一人潜り続けるのは
悲しすぎる。
37:ちーちゃん
11/08/29 22:37:28.69 nj6v9wwY
>>34
出だしから残念ね。なぜならいきなり読者を限定してしまっている。
だって惑星が卑屈って理由は何?隠れて呼吸のソースは何?
これじゃ常日頃から「惑星って、卑屈じゃねw」と思っている者意外スルーするに決まっているわ。
そして、言葉が飽和…。まあ、分かるわ。言葉ってのは有る意味事象へのリアクション。
未知なる現象を求める好奇心…これは自己の停滞を打開すきっかけには成り得ると思う。
でもね、この詩自体がそのエネルギーを持ち得るかと言えば、そうでは無い。
だって、目線が無限に移り変わる時空を切り取ったただの一点なんですもの。
シャバいわ。D-
38:ちーちゃん
11/08/29 22:54:42.76 nj6v9wwY
>>35
すぐにVeckだって分かった…。自分のリズムを持っているから。
とりあえず再評価希望を申し出ずに自作を投稿した男気は買うわ。
でも、テーマは殆ど同じ。はっきり言って他人の糧になる様なワードは皆無だけど、
もしも自分を表しているのなら友人として迎え入れねばならない詩だと思う。
ただ、来た道を戻るのは誰しもが何度も歩む道程。それが普通の旅なのだから、
戻らねば見られない景色を描いて欲しい。D-
39:名前はいらない
11/08/29 23:01:37.58 bS9GeoAg
Gmund in fact
Most of course interest as such daod
Each other things from scratch things
Not yet eightyeights with all over the place
Over the edge
Know what little or more kind of interest
Xenon in link
Quality for free up top
Year by default
Edge to go course with credit
40:ちーちゃん
11/08/29 23:12:34.41 nj6v9wwY
>>36
そして、これには>>35には無いものがある。ここには渇望がある。
手を差し伸べられぬもどかしさを与えてくれる。
まあ、差し伸べた所で「お前じゃないよ!」と一喝されるのが、
世の常ではあるのだが…。(;n;)rz(評価自粛)
41:名前はいらない
11/08/30 00:55:59.60 FiebGEXq
>>37 すいません。再評価願います。
42:ちーちゃんではない
11/08/30 01:15:00.02 8DJdO4ye
>>35
珊瑚の欠片が勿体無いな…分岐に辿り着く前に、ひとつ存在を印象付ける行があってもいいような。
43:名前はいらない
11/08/30 02:14:15.83 gCjqb8q/
「耳ふさぎ宣言」
先月に高祖母が死んだ
胸が痛かった記憶があるなあ
妹は泣いていたよ 葬式が退屈で
でも今、高祖母の話は遺産関係以外では出てこなくなった
知っているタレントが亡くなった時
みんな友だちのように悲しみにくれてたよ
最近じゃケロッとしたように名前も出しゃしない
わたしもみんなもミーハー
死を流行にしちゃいけないけど全部気の迷い
本当に感情移入することなんてなかなかない
人は移り気だから
知ればいずれ忘れる
忘れるというのは消えるわけじゃない
バラバラに散って 見当たらなくなるだけだ
忘れて再度死なせるような真似をしたくない
だからもう情報は欲しくない
今まですべてあらいさらい嘔吐して
何もかも燃やして骨になりたい
44:ちーちゃん
11/08/30 07:20:08.67 8DJdO4ye
たまごまごまご俺の孫
ギンギラ息子のその下に
やわらかぷるんの双子ちゃん
あなたのお顔に頬擦りよ
ぷにぷにぷにーにお兄ちゃん
石鹸の香り双子ちゃん
ファファファファンサイレンに
ドキドキ
怪しいやっぱりこの人変態です
蛹から妖精になるのかしら
45:名前はいらない
11/08/30 11:32:47.49 8DJdO4ye
ボケー!!(;n;)rz
46:名前はいらない
11/08/30 12:29:33.93 YfvSx6AQ
夕暮れ時、一日と共に終わる命 雲は夕焼けを溜めこみ残酷に豹変する
刀は死の快感を求め、流れ歩く 掻き立てるような衝動が
めくり出された欲望を振りかざし
弱まる鼓動に連動して 儚い光が辺りを黄昏に包みこむ
そしてその光が切っ先から染めていく、まっすぐに立つ姿を赤雲のように
47:名前はいらない
11/08/30 18:04:50.84 9HTa8igA
>>46
背景がそのまま伝わってきて
素朴な気持ちにさせる詩ですが
貯め込み残酷に豹変、掻き立てるような衝動
弱まる鼓動 儚い光 黄昏に包み込む
↑は語呂はよいと思います
しかし比喩がないため直接的に心情をえぐるような言葉?や
暗喩?みたいなものが欲しいと思いました
刀は死の快感 ここは比喩だと思いますが
ここにこの詩の意味を注ぎこんだのだろうか?
等と考えましたが他が直接的な背景描写等で心理描写等もなく
そのためこの言葉だけ浮いているというか残念だなと思いました。
題がなく焦点がぶれて感じたため
D-でお願いします。
48:名前はいらない
11/08/30 19:20:10.00 9HTa8igA
>>34
1連目ですが
言葉はとうに飽和している
これを表す文は
まるで他人から隠れるように
呼吸する、この卑屈な惑星では
ここだと思うのですが
題が「あたらしき言語」のため
その過程が弱いと感じました
2連目
とてもいいと思います
処女血の赤い線で航路図を引いていく
ここの表現はすごく良いと思います
前後の文もこの部分をよりよく見せる
スパイスとして、よく効いていると思います
何か言おうともしましたが、辞めました
4連目
事の事象を淡々と説明している感じが見受けられ
まとめとしての機能は発揮しているのですが
説明っぽく感じてしまいました
5連目
最後の連は人々の反応なのか
何か隠喩があるのかはわかりませんでしたが
もし一連の流れの中での反応であるのならば
題目を補えて無いと感じます
良い部分もあり楽しめて読めましたが
全体的に題の「あたらしき言語」の
説得力と描写が弱く感じました
評価C
49:名前はいらない
11/08/30 19:23:51.79 9HTa8igA
未評価一覧
>6 >7,8,9 >36 >43 >45
50:名前はいらない
11/08/30 19:25:41.10 9HTa8igA
「鬼」
真っ青に燃える紅い魂
情婦の洪水は呑みこみうねり
命の弾丸をその身に受ける
肉団子を見せつける白太鼓
罪を厠へ投げ入れた
黒い棘の薔薇の花は
どこぞの蓮華を咲かすため
左右上下に舞い狂い
白い稲を躍動の田に植えるのだろう
ずぶずぶずぶと呑みこむ様は
だいじゃかおろちか五月雨か
ずるりとはいずるなめくじは何も語らず
熱に巻かれる雲も浄化の灯も与えられず
黙して、審判の時を待つ
51:名前はいらない
11/08/30 19:35:18.07 9HTa8igA
>>48
すいません評価付け加えというか読みきれてなかったので
テーマは世界の崩壊と再起みたいな感じですかね?
52: 忍法帖【Lv=14,xxxPT】
11/08/30 20:28:01.14 whUAkUU5
>>44が未評価だが本人が>>32にて再評価希望出してる時点で連投
しかも名前欄まで偽装して悪質 コイツの生き様そのもの 却下 >>44E
未評価一覧(>>49)
>6 >7-9 >36 >43 >50
再評価希望
無し
未評価一覧 (前スレ)
>978
53:名前はいらない
11/08/30 21:26:35.25 z7Bp+Swp
「とびたい」
花も焦げる気の荒い太陽に息も絶え絶え涙が一粒じゅーっと頬の上で消えていった。
耳が痛い、耳が痛い、指の先も痛い、まぶたも痛い、痛い、痛い、腰も、膝も。
気がつくと眉間に皺が出来ていた。
皺が出来始めた顔に口元だけの笑顔。
開き直れと誰かの言葉。
開き直った姿は見苦しいと誰かの言葉。
痛い、痛い、痛いと心臓が鼓動する。
止まりますと脅迫電車。
各駅には耳と指先とまぶたと腰と膝が待っていて、荼毘にふされるのを待っている。
痛い、痛い、痛いと心臓が鼓動する。私の駅はどこなの?
駅は無いよあなたには。コンクリートで固められて海に沈むだろう。
開き直れ!開き直れ!開き直れ!
見苦しい!見苦しい!見苦しい!
花も焦げる気の荒い太陽が自己顕示欲を丸出しにして輝く時が来たのだ。
口元すら歪んでしまった。視界も歪んだ。
荼毘にふされて煙が空に昇っていく。
その空に私はとびたい。
54:名前はいらない
11/08/30 22:48:58.01 tEDagmLX
母性本能
自身で自身を守れない
そんなものを見ると
そっとぎゅっと守りたくなる
母性本能に掻き立てられ
守らなければと
抱きしめなければと
思わずにはいられない
小さな体を優しく抱きしめ
何も知らない無垢な目を見つめ
何かを求める手を
そっとつかむ
55:ちーちゃん
11/08/30 23:55:53.19 eeCoKaUW
>>52
彼に貰ったあの素敵な感想文…この人、読んだのかしら…。
再評価依頼なんて冗談に決まっているのに。バカね。
でも…この忍法帳…なんだか…。アイツみたい。
汚珍棒?汚珍棒。そう、わたしが…いえ。何でもないの…。
56:アギラ
11/08/31 00:14:44.08 cSUDmO87
「ダーティーでレアー」
棒 棒 棒 ダーティーでレアー
バーでがんす。
…しかし、今はそれどころでは…
バブルブルブルバブルブルブル
居間でシャワータイム
おーい、石鹸を作って来てくれないか!
そんな事の為に俺を産んだのか男子!!
ちょっと、男子!
俺を科学工学科に入学させてくれないか工業高校の!
校内で三人の女生徒はアイドル
帰り道が一緒なだけで男子生徒はストーカー
好みのタイプじゃなくても
とりあえず付け狙っている事にしなければいけないと
思い込まされる程に
ほぼ男子校
ベイベーこんな事なら女子高に入学すれば良かったと
思うのは何時も後の祭り
デラシネさんとデート
チャンスをゲラウェイみたいに…ネ(^o^)rn'
57:アギラ
11/08/31 00:20:56.74 cSUDmO87
と、同時に全員に平等なチャンスが訪れたことを、
全ての女子は忘れてはならない!!
58:アギラ
11/08/31 00:23:38.28 cSUDmO87
そして何時もハッピーちゃんを手にするのは
鋭い洞察力で先手を打ったその一人だけなのだ!
59:名前はいらない
11/08/31 00:25:18.25 cSUDmO87
うんこも-りもり
60:名前はいらない
11/08/31 06:14:15.16 OyXZHOeo
初めて評価というのをするので、不服がありましたら再評価願いを出してください。
>>6
自然の中に自分の情熱を見つけて輝きを持って帰れたような気分にさせる詩だと思いました。
>ずっと ずっと ずっと
>ゴウっと
この二か所は別の表現にした方がいいと感じました。中途半端に現実にひきもどされてしまうので。
C+
>>7-9
せつない詩だと思いました。セックス依存的な感じを受けました。
私は好きです。
C
>>36
素直な気持ちを比喩を用いて書いたキャッチ―な抒情詩。
結構こういう方がウケは良いかもしれない。
C
>>43
>わたしもみんなもミーハー
この部分までの文は状況説明というか愚痴にしか思えません。
なので、無くてもいいような気がします。
後半は共感する人もいるかもしれません。
D+
>>50
官能的な詩。だけど下品にはかろうじてなっていない。
ただもう少しメッセージを分かりやすくして欲しいと個人的に思った。
C-
>>53は私が書いたものなので、どなたか評価してください。よろしくお願いします。
61:名前はいらない
11/08/31 09:52:55.68 py/fWOeG
>>51 そ、そうですね、説明するのが難しいのですが、自分の書いたものを自分で解説するという愚を恐れずに言えば
この詩において隕石の衝突で世界が崩壊し、再起を待つ人々の姿というのはひとつのメタファーとして働いてくれればと
考えていました。また題名の「あたらしき言語」はこの詩が「あたらしき言語」によって記されているという意味では
付けていません。あくまで中心にあるテーマは「あたらしき言語」の到来する風景を生殖行為になぞらえて
描写することであり、それを念頭に作りました。
評価をいただいた御二方からも指摘があったようにそれを十分に伝達する説明、描写が欠けていたかなと今は思っています。
恥の上塗りでもっと突っ込んで言えば、この「あたらしき言語」が到来する人というのは詩を書く人なのです。
また一連の「卑屈な惑星」というのも詩を書く人の姿を描いたつもりでした(汗)、「他人から隠れて呼吸する」というのは
他人から安易に理解されえないよう複雑な隠喩をつかう姿です。
隕石により鼓膜が破れ、お互いが言語によるコミュニケーションがとれなくなる(ふるき言語の破壊)と
その隕石によりもたらされる未知の「あたらしき言語」つまり新しき植物です、これの到来を固唾を呑んで待ち続けるという
詩人の姿を描こうとしていました。
もちろん詩は多義的に様々な意味を読んでる人が与えてくれればよいと思っているので、わたしのテーマとしていたことに
限定された読み方を望みはしません。ただし頭に?がいっぱい浮かんでしまう意味不明なものになってしまったのだとしたら
それは読み手の問題ではなく、わたしの単なる力不足です。
長々と失礼しました。ここまで説明してしまうと本当に味も素っ気もなくなってしまうので、もうこの辺でやめにしたいと思います。
ご評価どうもありがとうございました!
62:名前はいらない
11/08/31 09:55:06.54 OyXZHOeo
「病葉(わくらば)」
誰よりも敏感なその神経
ささくれた指先に涙を乗せて見た
涙の周りを舞ってくれた
客観性ばかりだと自分を信じられなくなるよ
それよりも主観を大切にする時ではないの
自分のやりたいことは何
どうすればできるのかな
目的を決めたら歩きだそう
外に出ようよ 人と逢おう
主観ばかりだと摩擦が起きるようになってきたね
あなたはあなた 私は私
だけど客観性ならもともとあるんだから大丈夫だね
涙の周りを舞う病葉(わくらば)
我先にと死に急いだ秋の使者
私だけじゃないなんて
それで納得がいくものか
私だけがこんなに悲劇的
周りはとても幸せそう
涙があふれて
病葉(わくらば)がたくさん見える
その周りを舞うから
私は両手で顔を覆った
63:アギラ
11/08/31 11:58:53.37 HEIMH0ad
シャバい!気に入った評価と気に入らない評価じゃこれだけリアクションが違うんだからな。大した詩人さまだぜ。
64:名前はいらない
11/08/31 12:12:35.73 OyXZHOeo
>>63
アンカつけてくださらないと分からないのですが、もしかして私の評価(>>60)した
内容の事を言っているのですか?
不服があるなら、再評価願いをしてください。
65:名前はいらない
11/08/31 12:14:36.34 HEIMH0ad
あ、お二方って書いてあった。
ワーイ(^o^)rn'
66:名前はいらない
11/08/31 12:16:32.20 HEIMH0ad
>>64
2ちゃんの罠にはまりすぎだぜww
67:名前はいらない
11/08/31 12:26:57.02 OyXZHOeo
>>66
はい、お恥ずかしい話でした。
68:名前はいらない
11/08/31 13:18:17.37 ozW/ktSd
黙れガス
69:名前はいらない
11/08/31 13:18:55.57 ozW/ktSd
ガス→カス
70:ナマネズミ
11/08/31 13:28:56.98 5v/pFc70
『Live』
その時最高の盛り上がりを見せたのは
ウンコであった
ビジュアル系の俺は
ステージにキスをした
71:名前はいらない
11/08/31 17:11:12.76 u+vRQ6N1
「あの鳥とは」
あ
と君は言っただろ
億千万の彼方で君は言ったとしても
君は言ったんだよ
「あの鳥は、どうして」
と問うとしている人がいるとして
あの鳥は何だろうと思うか
君にも問いたい
その問が君に値するものなのかと
あの鳥とは、そして
前もって見越された驚きと共にあるだろう
そういうことばを肘掛けに
眠りのさやを背もたれに
あんねいとはなにかだよ
なにかに入る言葉を探すんだ鳥のなかに
そうでもない、あの鳥がこの問につながれている
あの鳥の羽は薄い灰色で
あの鳥のくちばしはオリーブの混ざった渋い茶色
あの鳥とはなにかそういったものの塊であるわけ
そういう鳥とはあの鳥に値するものなのかで
あの鳥とこの鳥につながるものを見ようとも
そういうふうな、あの鳥は
例えば一直線だとしても構わない
たいがいのものははじめ
一つの直線として見えたりする
あちらからこちらへ流れてくると言って
水平線だか地平線だかを超えてみて
あの鳥が君の前にいるとしたらそれが
君の前にいることなのかもしれぬ
そういうものなのかもしれぬ
あの鳥は
あの鳥とは
72:名前はいらない
11/08/31 17:33:31.05 /G0ZOf60
外へ出ると皆普遍的だった
落ち葉の行く先を決める風も
近所の手入れをされた花々も
手をつれて渡っていく母と子も
午後ののどかな太陽も
どうして改めてああ美しいな
と感じるのか 当たり前のものが
ああ私は 当たり前のものでも
美しいなと感じるようになれた
この 感覚からずっと遠ざかって
いたのだ
私は今日の仕事を精一杯して
野菜だってちゃんと食べて
DVDを見て笑い 部屋の掃除をし
先輩に愚痴をいい
こんなことも前はできなかった
あの人があなたの元気が戻れば
絶対大丈夫だからと
早く元気になってと
云ってくれていた
ああ ほんとに大丈夫だったんだなあ
いつか心配してくれていたあの人に
こんな風に感じるのだと報告したいな
73:名前はいらない
11/08/31 17:36:45.65 frbxCeKo
>>60
評価サンクスww
74:名前はいらない
11/08/31 17:44:20.16 frbxCeKo
「飛ぶ」
からん
と眼球をさらけだしたまま
ベッドの下にころがっていた
まだ嘴が黄色であった雀は
その視線を微かな外光へむけながら
息絶えていたように思う
雨が濃密にながれている庭蔭に
呼吸をみだし横たわっていたのをみかね
布にくるみ米つぶや水をあたえてやると
みずからさかんに嘴を動かしてきたものだった
それでも一旦手から放れると
幼いゆえか部屋中を逃げまわり
それならと
気ままに煽ぎ飛びたっていくことを願い
いつまでも部屋の窓をあけていた
それでもおびえていた
わたしや外に
もはや飛びたつことさえ
わすれてしまっていたのかもしれない
それなら
あの眼はなんだったのか
漠然と光をうつしていたあの眼は
―死がみえなかった―死があまりにもはやすぎた
それでも飢えていた
渇いた夢をさまよう私をおきざりに
ねむらずに彼はついばんでいた
めくれかけの暗がりとはがれかけの表皮を
もくもくとついばみさいごまでついばみ
生きるとは夜明けを待つひととき
そのくすぶりさえをも
餌とすることか
部屋の窓をあける 空はみごとに晴天である
よし
飛ぶか 一緒に―
75: ◆OOcyOf/h8E
11/08/31 17:46:56.85 frbxCeKo
おっと酉わすれ へへ
76:名前はいらない
11/08/31 20:47:58.74 frbxCeKo
>>53
おびただしい修辞とだらしないリフレインだけが目に余ります。形式美はうかがえません。
そのうえ修辞といっても、めぼしいのは「花も焦げる」のたった二文節ほどです。
身体の各部位の指示しているものは一体何でしょう。おそらく大したものではない筈です。
各駅に身体の各部位が待っているというのもどちらかといえば不鮮明な表現といえるでしょう。
そしてなにより
花、太陽、身体、駅、荼毘、空、とびたい、が通読の内に連結されないまま
読了後も消化不良となってしまうところに一考も二考も要することです。
まだまだ草稿の段階でしょう。
評価D
77:名前はいらない
11/08/31 20:53:35.29 OyXZHOeo
>>76
評価をありがとうございました。
78:名前はいらない
11/08/31 21:53:52.39 cvRNzocu
《YELL》
今を苦しむ人たちに
心からのYELLを送る
そう言いながら
折っていた
少女の小さな
折鶴を
私は手に取り少しだけ
温かい気持ちになったのに
そっと涙をこぼしてた
79:名前はいらない
11/08/31 22:02:19.85 frbxCeKo
>>62
第一連、一連目として完成とまではいえませんが、どこか
胸騒ぎを感じさせられているのは悪いことではないと思います。
第二、三、四連は蛇足でしょう。完全に意味で詩を作ろうとしています。
第五連、一行目はまだ良いですが二行目は美辞麗句でしょう。詩人の猿真似です。
確かに詩人の詩句は格好良いですが、あれは洗練されたものでありますから。
内容美に不可欠な語句を連ねての、さらに語調と字面も格好良いときた代物です。
ただ事では作れません。
第六連、二行目が強い。ここには詩情が潜んでいると思われます。他の行は推敲です。
最終連、にしては内容が薄い。というよりも表現が薄いのでしょうか。
敏感で不幸な神経を文字で表現させたとしても、その先に感動が待っているとは限りません。
さらばそれは詩などではなく、表現の内に詩情を嗅ぐわせ感動させられるものこそが
文芸としての詩になるのだと私は思っております。
とりあえず、削るところは削って捨てるところは捨てましょう。
評価D+
80:ちーちゃん
11/09/01 00:53:21.50 uv5oHJU1
「イケ貴族モテ部隊の反乱」
イケメン ヒケメン サガレメン モテモテ貴族
涙色したイクナメン程 悲しい物は何?
キクラゲン ドククラゲン そっとしてたもれ
真夏の池にはグワァ 帰る気持ちは無い
俺の背を押すのは 信号待ちの歩行者
赤よ青になれ
都会に不慣れな三つ編みっ子
俺は声を無くした押しボタン
身振り手振りでジブリ
これが宮崎の流行
woo baby これがスタジオジブリの玄関
oh yeah!! アイツがスタジオジブリの警備員
come on! そしてこれが俺の水平パンチ
独りでも一個部隊
脆弱なリスのポリスマン
非合法組織の仲間 イナバ ウアー
それでも俺は止められない
素振りパンチ
でも honey 君が望むのなら
イケ貴族だってやめてやるさ
come on.
キスをしてもいい?
もうしているけど
81:名前はいらない
11/09/01 01:05:08.75 uv5oHJU1
>>70
コイツは非の打ち所が無いな。しかし評価テンプレに、これに適切なのが無いのが悔やまれる。(評価自粛)
82:名前はいらない
11/09/01 02:29:35.50 gliSlXQO
>>71
私達が普段使う、「あの鳥」という言葉は実は「あの鳥」と言われたものとは何の関係もなく、存在している。
あの鳥とは、なんであるのか?その空欄を埋める正解は人間が言葉を使う以上はたどり着くことが出来ないのではないか?つまり名指すことの困難さという問題、を表したかったんじゃないかと、勝手に解釈しました。
詩の言葉は、ひどく曲がりくねって、何度も読み直すハメになったのですが、苦痛とは感じませんでした。不思議な魅力の詩だと思います。
評価はCで
83:名前はいらない
11/09/01 02:52:34.89 gliSlXQO
>>72
作者は以前病気だったのでしょうか?それは当たり前の日常を遅れぬ程、酷いもので、それだからこそ当たり前の美しさを感じることが出来ないということなのかな?
あるいは逆に何か精神的にショックなことがあって、生活があれてしまったとか?
いずれにせよ、これこのままでは何か個人的日記の様で、深いメッセージ性だとか、詩的メタファーだとかはあまり感じられませんでした。
もちろんこれらがないからダメだというのではないですが、ここで語られている作者の独白では、感情移入も難しく、逆にそれを超える何かも見出だせませんでした。
どうせなら、その当たり前の美しさを感じられなくなっていた頃の具体的エピソードだとか、それをどうやって克服していったかという過程を書いた方が、まだ読み応えあったんじゃないかと思います。
すいませんが、評価はD-で。
84:名前はいらない
11/09/01 04:18:08.52 1RCi2VrY
>>79
評価をありがとうございました。
85:名前はいらない
11/09/02 05:01:11.38 8xGBI2aU
クレヨンストーリー
クレヨンで汚された落書きのキャンパス
お昼過ぎ 路地のアスファルトをそっと歩いた
住宅街に施された少年の空想
カラフルに イルカがまた一匹飛沫をあげる
小さな手に握りしめたクレヨンで
君は何でも描いていける
きっとそこには海が出来るんだ
君が彩ったアスファルト
きっといつかは草原に変わるんだ
そのクレヨンを
君がずっと手放さないかぎり
86:名前はいらない
11/09/02 05:01:45.19 8xGBI2aU
クレヨンストーリー
クレヨンで汚された落書きのキャンパス
お昼過ぎ 路地のアスファルトをそっと歩いた
住宅街に施された少年の空想
カラフルに イルカがまた一匹飛沫をあげる
小さな手に握りしめたクレヨンで
君は何でも描いていける
きっとそこには海が出来るんだ
君が彩ったアスファルト
きっといつかは草原に変わるんだ
そのクレヨンを
君がずっと手放さないかぎり
やがてホースで水が撒かれたアスファルト
絵が消えた 少年は母親に向かって泣きわめく
おもちゃ箱を片付ける時が来て
キリンは寂しそうな目で 少年を見つめた
いつからかクレヨンは仕舞われたまま
少年はやがて大きくなった
描くことを忘れた少年は
新しく数式を覚えた
渡された設計図そのまんま
真似して書いた
進むべき道のりと未来の絵
重たくなった腰を上げよう
風船持ってたら軽いぞ
食べるのは空腹を満たすためじゃない
思い出した
息してるだけじゃ生きてない
クレヨンで一体何を描く
久しぶりの感触だ
思い通りに描けるわけじゃない
精一杯 練習して
どうにかこうにか これから上手くなれ
仕舞ってあったクレヨン取り出してもう一回
ほらイルカが また 飛沫をあげた
87:名前はいらない
11/09/02 05:02:19.65 8xGBI2aU
足跡の物語
積もった雪が好きなのは
足跡がくっきり残るから
振り返れば 靴の裏が道をつくる
時には滑ったり転んだりして
そんな跡も全部 残していく
まるで白いハイキングコース
疲れたらおにぎりでも食べるよ
日差しが届く場所で日向ぼっこ
誰かが開いた道の上を
ただテンポよく歩いていく
知らぬ間に 僕の靴は大きくなった
二つ交互に刻んでいく
父さんの足跡に 少し似てきた気がした
靴ひもが解けたら
また結び直して歩き出してく
砂浜が嫌いなのは
その足跡をすぐに消すから
波にさらわれた 大事にしてた物語
また新しい足跡をつくってくんだ
コンクリートの道の上にも
気づいたら 並んで歩く足跡があって
四つ きれいに跡が残る
肩を組んでる足跡 手を繋いだ足跡
こけそうになっても
すぐに支えてくれる人がいる
何万歩 歩いて来たんだろう
足跡をついに失った車輪は 寂しく回った
じいちゃんの残した道の続きを
これからは僕がつくってくんだ
かかとから刻んだ足跡は
いつか季節の中に消えていくだろう
後ろ向きに歩いてなければいい
物語を刻んでいく
誰も知らない僕だけのお話
君と歩くのが好きなのは
同じ歩幅で生けるから
一歩ずつ 踏みしめた靴の底で
つかまえたアスファルト
どうやって歩いていこうか
それぞれ違う 足音響かせ
88:名前はいらない
11/09/02 05:04:15.15 8xGBI2aU
halcyon days
ずっとそこにあり続けてほしい 幸せってこういうものかなぁ?
ぼんやりと時間が棚びいていく それは無意識を意識する瞬間
もっと今日が続くといいな 温みで頭がのぼせているんだろう
平和に惚けてみればいい ふと日常が温かく包まれていく
湯気でぼんやりとしか見えていない いまも紛争で死にゆく子供はいるんだろう
だけど僕一人ではどうすることも出来ないから そうやって今日も食卓を囲んでいる
例えば 君の楽しそうな姿を覗いたり 噌汁がいつもより美味しかったり
街で空き缶を拾ってる人を見かけたら そんな今日がずっとそこにあるなら
素直に幸せって呟いてみる そんなとこから争いってなくなる
目を背けてはいけないこと 現実は理想にはまだ程遠い
地球は球体ではなく楕円球形で 偏りやズレは顕著に現れている
世界情勢をマンションの 片隅で憂いて夜風を浴びている
理不尽を暗黙している首脳たちに 苛立ちを募らせてみたりする
Change the Worldの安売りを クラシックギターとともに掻き鳴らす
メロディもなく 近所に騒音と処理され 毛布にくるまって安らかに夢を見る
例えば 君の表情の変化を眺めたり 愛犬ポチと散歩に出かけたり
気の合うやつと久しぶりに騒いだり そんな当たり前すぎる日常が
何よりも好きって認めてみる
そんなとこから優しくなれる
今日も幸せだったんだ
浴槽に身体だけ預けて 心は遠くに飛ばす
湯気であんまり実感湧かないけど
兵士の心にも震えが見えた
例えば…ふとした日常に感謝してみる
柔らかいけどひび割れやすいもの
いつか壊れる日だって来るだろう
写真立てがガラス片になっても
残り続ける形のないもの…
いまが幸せ
いまが好き
そうやって呟いてみる
今がずっと続くなら
そんな明日がずっと来るなら
89:名前はいらない
11/09/02 14:01:44.23 ojeKzRpz
>>85-88
連投なので評価なしで。
90:名前はいらない
11/09/02 14:06:34.09 JXBEj+kj
いちど投稿したものを少し修正をいれて再投稿するのって大丈夫ですか?
91:名前はいらない
11/09/02 14:30:43.40 j6ofgl3Z
♯Period
ありきたりなフレーズ スローガンに掲げ
毎日食い繋いでいける 漫然とした幸せ
世界の貧しい子供たち 写真で見て
それ以上望まなくなった
あくびひとつ出て ジワジワと潤んだ世界
裏側では乾いた砂漠が広がる
最悪のシナリオではないが
描いてたハッピーエンドでもない
忙しくて何する暇も生まれない毎日で
むしろ怠惰に感じてしまうんだ
現在の僕に問おう やりたいことやってるか?
ぬるま湯に浸かってる ここは 露天風呂
一歩出ると寒くて なかなかあがれないでいる
そんな日々でも ここから夜空 見上げること
忙しくたって忘れないように
あくびひとつ出た 睡魔のいつもの誘いに
おとなしく負けてしまおうかなぁ
この世界のあらゆる歪みを
飛行機の窓から見おろして
ああだ、こうだと夜ごと論争を繰り広げている
そして 辿り着いた答えは
寝るとこ 着る服がある 僕らは幸せだ
そして何も変わりはしない
92:名前はいらない
11/09/02 14:32:23.95 j6ofgl3Z
>>91の続き
意味なく生まれてきた僕ら
意味を見つけて死んでいくんだ
意味なく生まれてきた意味を
意味を探して生きていくんだ
重い腰上げて カレンダーめくりにいく
明日は来るんじゃない 僕が明日に向かうんだ
口を開けて 親鳥 待っているだけの
だらけムード そろそろ終止符打とうか
あくびひとつして 休日との切り替え
さあ ネクタイで締め直して
93:名前はいらない
11/09/02 16:12:34.02 LJGCktM/
疑心の悪魔
一端膨れ上がったそれは
どんどん大きくなり
どんどん暗く深くなる
飲み込まれていく
暗い湖の水は皮膚を溶かし
濁った水に住む魚は肉を啄ばみ
相反する思考の境界線はやがて消えてなくなる
飲み込まれるの、飲み込むのでもなく、融合するのでもなく
暗い濁った水から空気を求めて上へ泳ぐ
ああ、しかし
その足を掴み水底へと引き摺り下ろそうとするのは
なんて醜悪な悪魔
遠くなる水面に映った光に恋焦がれる
あんな風になれたらいいのに
伸ばした手は虚しく空をかいて
間違ってはいけないの
湖の主は私なのだと
溶けた皮膚は水に混ざりこんで
肉は魚を構成するものとなり
湖にもう異物はない
どこからが私の思考で
どこからが病の思考なのか
あるいは境界線はもう消え去ったのか
悪魔が吸うのは湖の暗い水
悪魔が食すのは濁った水の魚
ああ、あなたと私はまるで同じだね
だから私はこの湖からは逃れられないんだね
私が侵食されていく
私が取り込まれていく
そうして私はあなたにたどりつく
暗い湖を隅々まで照らせるように
あの水面の様に光ることができたらいいのに
でも間違ってはいけないの
湖を作り出したのは私だよ
二つの思考の境界線は液体のように溶け出して
混ざり合って、ほら、一つになってしまえば
私の世界に異物はなくなる
94:名前はいらない
11/09/02 17:21:46.23 WVHCF04W
先ず評価者を評価せぇ
評価依頼する価値ないやろ
別スレで楽しく想うまま詠えや
95:名前はいらない
11/09/02 17:39:05.75 X4OFrw4J
ちゅうかきさん誰やねん ええから早よ小便くさい作品でも晒しときやあほボケェ
96:名前はいらない
11/09/02 17:57:56.64 n7zVdU1w
>>94
なんやとワレェ。サドとサドだけでプレイになるかぁ!
97:名前はいらない
11/09/02 18:08:38.83 S8suL6QW
佐渡侯爵がたくさんいたら大変なことになる!
98:名前はいらない
11/09/02 19:07:23.42 WVHCF04W
てか、評価者の作品どんなよ?
99:名前はいらない
11/09/02 19:42:17.68 WVHCF04W
あら?NGワードでしたか?
100:名前はいらない
11/09/02 20:12:07.90 n7zVdU1w
ふっ。ボウズ…1日2日の放置で音をあげてちゃ、この板じゃ暮らしていけねえよ…。
101:名前はいらない
11/09/02 20:37:33.30 qM4DfShk
「つなわたり」
未熟で歪な私は
あなたよりとても不器用
宙ずりの綱の上 切れそうで切れない
命綱はなし 思い切りゆすって歩く
私のフローチャートは弓なりの曲線
あなたは安全な場所で思案顔して
眺めている 又は渋い顔で
少し常識ぱずれの方が私らしい
あなたに叱られるのは心地いい
だから あなたがもう降りておいで
といってくれたそのときが
きっと私の着地地点
102:名前はいらない
11/09/02 21:17:11.54 51Zy5Rrq
つなわたり
あぶない!
今にも、落ちそう。
グラグラ、ふらふら。
ふわふわ、ギシギシ。
今度こそあぶない!
だけど、落ちなかった。
グラグラ、ふらふら。
ふわふわ、ギシギシ。
落ちそうで、落ちない。
落ちそうで、落ちない。
グラグラ、ふらふら。
ふわふわ、ギシギシ。
サアカスのようには、
いかないけれど、
自分の綱を、
自分らしく
グラグラ、ふらふら。
ふわふわ、ギシギシ。
グラグラ、ふらふら。
ふわふわ、ギシギシ。
それで、いいんだ。
それで、いいよ。
103:名前はいらない
11/09/03 00:49:55.70 1pzGlJGl
>>74
詩の前半部、雀の子との交流の描写は複雑な比喩など用いず、
起こったことを時系列を変えて書かれていますが、
丁寧に作られていて読みやすかったです。
またその眼に外の光をうつしたまま死んでしまった雀の子は、
この詩の中心をなす印象的なイメージであり、人間がもつ様々なジレンマにも
通じると解釈しました。
後半部、雀の子が夜明けを待ちながら、もくもくとついばんでいたものは
何でしょうか?
そしてこの詩のいう「夜明け」とは何を暗示しているんでしょうか?
まず前者ですが、くすぶりという言葉が示す通り、これを外へ飛んでいくことをめぐる
雀の子の葛藤だと思いました。
そして後者、「夜明け」とはつまり「自らの死」を暗示しているのでしょう。
(生きるとは夜明けを待つひととき/そのくすぶりさえをも/餌とすることか)
の部分はこの詩の中で最も印象的なフレーズでした。
だからこそ、もしかしたら好みの問題なのかもしれませんが、
最終連の力の抜けた晴れやかさには、文字通り力が抜けました。
どうせならその一歩手前の「餌とすることか」で切っても良かったのではと
思います。
またタイトルの『飛ぶ』という言葉にも、もっと深く暗示的なタイトルの方が
全体をしめるという意味でも良かったのではなかったかと思います。
評価はC-です。全体としてよい出来だとは思うのですが、
不満点として上げた箇所でマイナスを付けさせていただきました。
104:名前はいらない
11/09/03 00:56:03.42 1pzGlJGl
>>78
この詩はYELLという言葉の響きの良さのみをとって作られた詩
ではないかと思います。
また少女が作る折鶴というものも、あまりにそのままで何のイメージをも
喚起させません。
多分この詩はもっと広げようがあると思います。
少女はどんな人物なのか?
少女と私の関係性はどのようなものなのか?
といった点を中心に再考されてはいかがでしょう?
評価はD-です。
105:名前はいらない
11/09/03 01:07:01.71 Q8BeZP7v
ばあちゃんの予言分析スレ40
スレリンク(occult板:524番)
524 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/09/02(金) 22:28:16.44 ID:o6ONNNyR0
>>505
防衛戦争だったんだよね
そして強制連行じゃ無く不法入国された被害者は日本人
今現在も在特で韓国人から金巻き上げられてる
韓国人は世界で嫌われてるし嘘つきですぐ被害者ズラするけど
お人よしの日本人は一番騙されやすいんだよね
日本人は韓国人中国人に対しては情を捨てて対応するのがベストだ
106:名前はいらない
11/09/03 01:12:02.18 1pzGlJGl
>>80
この詩のもつリズム感は抜群だと思います。
この詩の「俺」は結局の所、スタジオジブリに突撃していったのでしょうか?
分かりそうで分からない、ナンセンスさと紙一重を綱渡りしてるような
危うさに楽しませてもらいました。
もっともっと錯乱してしまいそうな面白みを創造してくれることを願って
評価はCです。
107:名前はいらない
11/09/03 01:22:17.89 1pzGlJGl
>>91>>92
自らの幸福でもなく、不幸でもない退屈な日常をそのまま描くと読む人は退屈に感じます。
そこに作者なりの今までにない新奇の発見や苦悩というものが含まれない限りはです。
結果、作者のたどり着く、ぼんやりとした主体性の回復、終止符というものが脆弱なものと
うつります。あくびまじりの終止符では何も変わらないのです。きっと。
評価はD-です。
108:名前はいらない
11/09/03 01:53:01.60 1pzGlJGl
>>93
まずは「暗く濁った湖」、「醜悪な悪魔」という言葉には、
かなり色んな手垢が付いているということを認識された方がよいと思います。
同じ「湖」と「悪魔」でも、もう少しその形容に作者なりの工夫を施すと
読み手のイメージが広がると思います。
第1連も、もう少し工夫を凝らすべきだと感じます。
>どんどん大きくなる
>どんどん暗く深くなる
の部分はどれくらい大きく、深くなるのか書きようは様々だと思います。
第2連は「啄ばみ」という漢字が気になります。
現代人で瞬時にこれを「ついばみ」と読める人は
そんなに沢山いません。また「ついばみ」とひらがなで
書いたところで何の問題もありません。
普段使わない漢字を使うと詩に格調を与えると考えるのは
余程の必然性がなり限り、よした方がいいのではないでしょうか?
第3連以降は作者が、疑心の湖に溺れ、湖と一体化し、
ある種の狂った状態へ向かっていくのですが
そこに劇的なものが見出せませんでした。
それはなぜか?
おそらくここでの作者の眼目は、
その狂った状態に対し、恐れ、なお且つ
そこに、疑心暗鬼になっている人からの、
ある種の共感を得たいと考えたと思うのですが、
そこにあるのはひたすらの同形反復、言い直しでしかないからです。
そこに時間的移行や、悪魔との闘い?の様なものが見られません。
私としては、そこが残念でした。
扱っていることが、グロテスクなことであるだけに
もっともっとその表現を研ぎ澄ませていけば
良い詩に仕上がると思います。
評価はDです。
109:名前はいらない
11/09/03 02:03:26.39 nrMBi++S
>>108
108です
自分の詩を改めて読み直してみると、確かに後半の言い回しが気になりました
「啄ばみ」は、自分としては普段使わない漢字をあえて使うというつもりはなく何も考えずに使っていました
次からは気をつけてみます
評価ありがとうございました
110:名前はいらない
11/09/03 02:04:50.71 nrMBi++S
ミスった…
上のは108ではなく93です
111:名前はいらない
11/09/03 02:14:20.64 1pzGlJGl
>>101
これは、あなたと私の恋愛関係を描いたものでしょうか?
題材の「つなわたり」はそれ自体良いとも悪いとも思いませんでした。
問題なのはその描き方だろうと思ったからです。
危なっかしいつなわたりをする、未熟で歪な私は
あなたの反応を楽しんでいるように読めます。
恋愛模様をつなわたりで表現するならこれでいいのかなとも
思いましたが、正直な話、それを超え出るなにか面白さや表現は
見出せませんでした。
もしかしたら評価する人によって変わってくると思うので
再評価を希望される場合はどうぞしちゃってくださいという感じです。
評価はDです。
112:名前はいらない
11/09/03 02:32:49.41 1pzGlJGl
>>102
この詩で読むべきところをあえて上げるなら
>>サアカスのようには、/いかないけれど、
>>自分の綱を、/自分らしく、
>>それで、いいんだ。/それで、いいよ。
の箇所だと思います。
他は同じオノマトペと「落ちそうで落ちない」です。
それは効果的リフレインというより、単なる文字の繰り返しです。
重層性は見られません。
つなわたりの浮遊感を自らの生に重ねて表現したとしても、
それは「ありきたり」の一言で片付けられてしまうかもしれませんよ。
ただし、この詩は声にだして読んでみると面白いのかもしれません。
どうせなら自ら朗読してみせて、それをアップして欲しかったです。
その点をかんがみてマイナスなしの
評価はDです。
113:名前はいらない
11/09/03 02:41:28.73 1pzGlJGl
自分ひとりで一気にやってしまったので、気になる所があった方は
再評価依頼しちゃってください。
114:名前はいらない
11/09/03 03:20:05.97 1pzGlJGl
未評価一覧
>54 >56-58(ひと続きと解釈して)
再評価依頼
なし
未評価一覧(前スレ)
>978
※間違いや抜けがありましたら、ご指摘お願いします。
115:名前はいらない
11/09/03 06:59:37.12 mO3966dK
評価
評価ありがとう。
評価ありがとう。
とっても、嬉しいんだ。
だって、評価して、くれたから。
ぼくの世界に、光が差し込んだよ。
ぼくだけの世界に、明かりがが灯ったんだ。
褒めてくれなくてもいいんだ。
ぼくを見てくれたことが嬉しいんだ。
見てくれたこと、わかったことが嬉しいんだ。
自分のこと、もっと知れたことが嬉しいんだ。
ちなみにぼくは、
>>102です。
評価ありがとう。
評価、ありがとう。
116:名前はいらない
11/09/03 08:30:11.62 ORGFrOwD
>>62を推敲しました。よろしくお願いします。
「病葉(わくらば)」
いばりんぼの太陽が大声で威嚇するから
キミはひとりで空中を舞った
回って 回って 蝉のぬけがらをそっと隠した
客観性ばかりだと自分を信じられなくなるよ
好きな事をしたらいいんじゃないの
どうせ落ち込んで泣くんでしょ
キミは風に吹かれて舞いあがった
バイバイ バイバイ 蝉からは返事が無かった
117:名前はいらない
11/09/03 08:32:43.53 ORGFrOwD
すみません、>>116の<蝉のぬけがら>を<蝉のなきがら>でお願いします。
118:名前はいらない
11/09/03 08:52:37.54 ng5fvP4/
>>103
ナイス評価ww
119: ◆OOcyOf/h8E
11/09/03 09:40:54.45 ng5fvP4/
「雨の中の手帳」
駅前 傘を地面に突きながら立ってる人と
傘を水平に持ちながら立ってる人と
傘を折り畳んで鞄の中に仕舞い込んでる人と
傘をどこかに置き忘れてきた私と 遅れた待ち時間と
パッ パッ ピッ ピッ
プッ プッ ペッ ペッ
あのね
今日 一番最初に雨粒をうけた人は
だれなんだろうって
パッ ピッ
プッ ペッ
そんなことを考えながら
ぬれたベンチに寄かかり
頭のなかで引出しをあけていたら
「知らないところに一人で行ってはいけません」
と
水生のインクで薄く記されている
ちいさな紙をみつけた
ポッ ポッ ポッ
120: ◆OOcyOf/h8E
11/09/03 09:42:37.72 ng5fvP4/
あのね
水たまりに反映している 反転したモノたちにも
声はあるのかなって
ブーン
バッシャアア
それでね また
ぬれたベンチに座りながら
ぬれたベンチの薄板の
すきまとすきまとのあいだに
ぬれた指々をさしこんで動かしてはいたけれど
そこには なにもなかった
ペッ
ペッ
そこにはなにもなかった 初めから
そこにはなにもなかった 始めから
なんどいったら わかるのだろう
そこには なにもなかった
そこにはなにも なかった
―なんにもないから なにかを記すのだ
パッ
パッ
あのね
泣いていると
雨が降ってくるという
ね
まじめに泣いていると
ふるえてる雲空にも
虹が
くっきり見えてくるという ね
ピッ
ピッ
そんな
遠い
だれかのアナウンスを
かたぶく駅の ぬれたベンチの上に
きいたきがした
パッ
121:名前はいらない
11/09/03 11:59:56.64 9d6j95cJ
「出会いと別れ」
ある日の晩 ひとり目を瞑り瞑想した
人は生まれてから どれだけの人と出会い 別れてきたのだろう
出会いはいつも新鮮で 自分の世界を広げてくれる
笑い合い 慰め合い 時には喧嘩もしたりして 絆を深め合っていく
結ばれた強い絆は 他の誰にも取り上げることはできない
いつもそばにいる君が ある日突然 僕の傍から去っていく
行かないでと叫び 涙を流しながら見送る僕 大きく手を振る君
どんな遠くに離れても 僕らは一本の糸で つながっているんだ
君は僕に教えてくれたよね かけがえのないベストフレンドだと
122:アギラ
11/09/03 14:49:00.28 wjqhylit
「このホモやろう!」砂知子は私に唾を吐き掛けて言った。
私は震えていた。セーラー服を着た七十二才の少女に性癖を詰られる歓喜に。
(もっと、もっと言ってくれ…。二度と立ち上がれない位に、俺を打ちのめしてくれ…。)
ジーンズに締め付けられた陰茎の血流が最高潮に達して叫ぶ。
「苦しい…、助けてくれ!!俺を閉じ込める社会から、窓を開けて解き放ってくれ!!!」
そしてジッパーに掛けられた手の動きを固唾を飲んで見守っている砂知子。
ブリーフの前開きから亀頭がこんにちわをしたその刹那…。
キラーン…!!
私の股間から放たれた真っ白な光。
「どこ?オチンチンは、どこなの!?」陰茎を見失い狼狽える七十二才の砂知子。
「オチンチンなら、ここに居るよ。」私は砂知子のセーラー服を強く抱き締めた。
「アンタ…ホモの癖に…。」
名古屋の海岸にはいつも眩い夜がある。そんな輝ける一夜の愛がほら…ここにも。
123:評価ありがとうございます!
11/09/03 16:42:37.24 wV+vaRoC
足跡
積もった雪が好きなのは
足跡がくっきり残るから
振り返れば 靴の裏が道をつくる
時には滑ったり転んだりして
そんな跡も全部 残していく
まるで白いハイキングコース
疲れたらおにぎりでも食べるよ
日差しが届く場所で日向ぼっこ
誰かが開いた道の上を
ただテンポよく歩いていく
知らぬ間に 僕の靴は大きくなった
二つ交互に刻んでいく
父さんの足跡に 少し似てきた気がした
靴ひもが解けたら
また結び直して歩き出してく
砂浜が嫌いなのは
その足跡をすぐに消すから
波にさらわれた 大事にしてた物語
また新しい足跡をつくってくんだ
コンクリートの道の上にも
気づいたら 並んで歩く足跡があって
四つ きれいに跡が残る
肩を組んでる足跡 手を繋いだ足跡
こけそうになっても
すぐに支えてくれる人がいる
何万歩 歩いて来たんだろう
足跡をついに失った車輪は 寂しく回った
じいちゃんの残した道の続きを
これからは僕がつくってくんだ
かかとから刻んだ足跡は
いつか季節の中に消えていくだろう
後ろ向きに歩いてなければいい
物語を刻んでいく
誰も知らない僕だけのお話
君と歩くのが好きなのは
同じ歩幅で生けるから
一歩ずつ 踏みしめた靴の底で
つかまえたアスファルト
どうやって歩いていこうか
それぞれ違う 足音響かせ
124:名前はいらない
11/09/03 22:27:23.32 WUK4o48b
「午後」
強い午後の太陽が
空き地の家を照らしてる 風に揺れるカーテン
階段をそっと上ると暗い部屋
瓶の中に沢山の胎児
お母さん
あなたは信じてくれなかった
全部嘘だって
あなたは知りたくないことを
いつも全部否定する
風が吹く
不意に帽子がとばされる
見上げたそらにギラつく太陽
足元に干からびた黒い虫
引きずるアリ達
太陽が眩しい
体が焼かれる
意識が遠のく
そして
どこでもない場所へ還っていく
125:名前はいらない
11/09/04 00:13:31.25 4ApESSOQ
這いずり廻って 出口を見つけて
やがて見えてくる another day
いつものドアからやがてやってくるanother day
遠くから聞こえる賢者の鼓動
いつか君の胸打つ審理の波動
いくら歩いても 辿り着くには まだ遠い
ドーーン
126:名前はいらない
11/09/04 00:38:30.13 4ApESSOQ
あるはずのセンスの中から なんでもない言葉を取り出し
どこか物足りない詩だから 空っぽまた付け足す
詩の中にゴミが降り積もり 気がつけば僕の詩ゴミの山 颯爽と君が現れてこれは酷いと片付ける
いつもの様にゴミを積み上げ 君が来てゴミを片付ける
遠くから君が現れて 綺麗に片付ける 僕は安心して床に着く
127:名前はいらない
11/09/04 01:13:07.34 Oj3/V9NO
目の前を横切ろうとする
その老人の背中はひどく曲がっていて
歩く姿をじっと見ていると
足が不自由であることがわかる
かばい続けてきた足のせいか
それとも思うように動かぬ現実に
へし曲げられた心が
背中まで歪めているのだろうか?
横断歩道を渡る人たち
僕は信号が変わるのを待っている
昨日の僕が 明日の僕が
今 目の前を通り過ぎていく
目の前を颯爽と歩く
その女のスカートはひどく短くて
ついつい目が奪われてしまう
強い風でも吹かぬものかと
そんな視線に気が付いたら
きっと彼女は
僕を睨みつけてくるだろう
「自分の為にしてるだけ」だと
「誰かの気を引きたいわけじゃない」と
横断歩道を渡る人たち
僕はハンドルを握り締めて見ている
昨日の僕が 明日の僕が
今 目の前を通り過ぎていく
イライラした母親は
もの分かりの悪い息子の手を
引っ張って
もう何個も持ってるでしょ!?と
おもちゃ屋の前で声を上げている
欲しがっているのは
おもちゃじゃなく愛情で
拒んでるのも
「我慢」を教えるための愛情で
人目も気にせず泣いて怒って
その親子は愛し合っているんだ
横断歩道を渡る人たち
僕はフロントガラス越しに見ている
昨日の僕が 明日の僕が
今 目の前を通り過ぎていく
128:続き
11/09/04 01:14:23.36 Oj3/V9NO
ギターケースを抱え歩くその少年は
仲間と楽しげに話している
好きな音楽の話か
それとも好きな女の子の話か?
そのギターで未来を変えるつもりかい?
それならいつか仲間に入れてくれ
僕だって何もかもを
もの分かりよく 年老いたくはないんだ
横断歩道を渡る人たち
僕は信号が変わるのを待っている
昨日の僕が 明日の僕が
今 目の前を通り過ぎていく
昨日の僕が 明日の僕が
今 目の前を通り過ぎていく
129:となり
11/09/04 07:48:44.11 3xWTknAZ
「残暑スーパーマーケット」
表情に 汗
凍りつく肌
帽子を取れば
夏の残り香
130:名前はいらない
11/09/04 11:55:32.93 KyvdV04Q
「詩人の唄」
灰色の翼こそ生えてないが,
都会の鳩のようなその背中に
値札がつけられたそのときから
詩人の少年は心を失った。
音楽はただ,空気の波であるだけ。
物語はただ,言葉の山であるだけ。
景色はただ,色彩の壁であるだけ。
一滴の喜びも悲しみも
胸の奥まで届かないのさ。
ぼくはきっと何かを創ることより
壊すことの方が得意なやつで
走れば寄り道できるくらいの
ゆるいゆるい制限時間ですら
ゴールまで最短距離で歩くような
小さな器の持ち主だったんだろうね。
一枚の紙切れさえあれば
60分の時間さえあれば
肉眼でとらえた雨粒のような
心模様の一つ一つですら
描き出すことができたのに。
そろそろ旅に出ようか。
あの時までは,確かにあった心が眠っている
たくさんの詩はここに置いてから
あの美しい曇り空へ。
131:チンピョイ君
11/09/05 02:25:52.13 qK1Ph0ni
>>6
いいよいいよ
ただ致命的にボキャ貧 B-
でダメな表現が沢山ある
>>130
まず自分語りから卒業しよう さすれば高次な抒情詩へ
詩人という言葉は死語。使った時点で冷める
8割駄文 2割に光るものを見る C
具体的に言おう
最も良い行
・あの時までは,確かにあった心が眠っている
(ただ句読点の位置大丈夫?これ一つでかなり意味が変るのわかってるかね?)
一定の水準に達している行
・音楽はただ,空気の波であるだけ。
・物語はただ,言葉の山であるだけ。
・景色はただ,色彩の壁であるだけ。
・肉眼でとらえた雨粒のような
劣悪な 行・表現
・美しい曇り空へ
・詩人の少年は
・届かないのさ
・壊すことの方が得意なやつで
・走れば寄り道できるくらいの
・ゆるいゆるい制限時間ですら
・ゴールまで最短距離で歩くような
・小さな器の持ち主だったんだろうね。
132:チンピョイ君
11/09/05 02:41:13.28 qK1Ph0ni
>>6 の評価B-としたところを“B”に変更 訂正しますごめんなさい
>>124
なかなかいいですね B-
お母さん~の連の挿入が効果的です
「空き地の家」とか意図して書いてるならなかなか斬新な表現で素晴らしいです
ただ意図してない普通の意味でしょうけど。
この2行は推敲の余地あり
・足元に干からびた黒い虫
・引きずるアリ達
133:チンピョイ君
11/09/05 02:57:45.41 qK1Ph0ni
>>74
高い水準ですね
嘴が黄色いとかこういう具体性を「違和感なく」織り込めるかどうかが凡才と天才を隔てる壁なわけです
時間的な構成もまたいいですね
B
134:酔人
11/09/05 07:24:46.71 a4jD2g9f
「水たまり」
私はこのやわらかい水たまりを歩こう
今日は水さえも私をいたわってくれる
頑固な靴底はぴちゃぴちゃとうたい始め
水たまとダンスをしている
その不器用なほどを見ていると
透明な自分が湧いてくる
135:名前はいらない
11/09/05 17:43:27.87 C/R/qj9c
胃袋がでんぐりがえって目の前に君がいる
あの時どんな顔して
どんな話してたっけ
ちょっと待って思い出して今そう変身するから
結論出さないで大丈夫思い出すから
だって思い出せないんだあん時の色とかたち
口は半開きで目は?笑ってた?
だめだ無理だあん時の色にはなれない なんか紫っぽいんだ
そんな目で見ないでよ
気持ち悪いもの見るみたいな目で見ないでよ
唾吐かないでなんでよ偽善者じゃないよ
行かないでよ扉しめないで
ねぇねぇねぇねぇねぇ
追い出さないで寒いよねぇねぇねぇ
パタン
136:名前はいらない
11/09/05 17:50:56.59 sHkQxcA2
「羊と沈黙」
私は羊。群れから離れ野を駆ける
私はつぶらな瞳をしていても内には
怪物や化け物が住まう
だからふわふわの毛並みで隠してる
せめてこの毛で作られた衣が誰かを
暖めればそれでいい
世の中は寒いから
そして時々クラリス・スターリングの
夢に現れてはメエメエと鳴いているの
私は羊。私がいつも夢見るのはあなたの夢
今までずっと鳴いていたけどあなたの夢の中
では沈黙してしまう
仕事に疲れくたびれているあなたを知っているから
絹やポリウレタンではもう温まらないでしょう
それなら羊のモコモコマフラーをどうぞ
私は羊。私がとうとう鳴きやんだのは
あなたが泣いていると知ったときから
夢の終わりは現実の始まり
どうなっていくかはわからない
もう一度やり直してみたい
今度は現実の世界にて
スローなペースで
137:名前はいらない
11/09/05 22:33:26.66 5HrQOSQk
青春ごっこを今も続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は手前しか照らさない
真暗な道を走る 胸を高ぶらせ走る
目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ
壊れたいわけじゃないし 壊したいものもない
だからと言って全てに満足してるわけがない
夢の中で暮らしてる 夢の中で生きていく
心の中の漂流者 明日はどこにある?
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
そんな夜を探してる
138: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/05 23:02:09.85 vf8YfC3l
>>54
ばっさり言ってしまえば、つまらない詩だと思います。
それは何故でしょう?
ぼくが母性本能というものを感じたことのない男だからでしょうか?
もしかしたら、そうかもしれません。
なのであまりに見当ちがいだと思ったら、再評価依頼してください。
まずこの詩はタイトル以上の何も表現していません。
私達が『母性本能』という言葉から想起させられるイメージから
何の広がりもありません。ただそのままなのです。
そして具体的情景もありません。作者の脳内で生じた現象を
何の工夫もなくそのまま提出しています。
詩というものを作って、人からよい評価を得るには、
やはり見せ方(読ませ方)の工夫というものが必要だと思うのです。
評価はD-です。
139: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/05 23:28:37.29 vf8YfC3l
>>116
「病葉」「蝉のぬけがら」
この単語が詩の中心を成しているのですが、
中心を成すに足るだけの重みを
表現によって与え切れていません。
あと
病葉が散り落ちて、蝉のなきがらを隠し
やがて風に吹かれて飛んでいった、蝉から返事はない。
これなら口語詩というより、どちらかといえば
古い俳句の世界観です。
「いばりんぼの太陽」
「バイバイ バイバイ」
この表現は幼い子に語りかけるような感じがして
あまり好きではありません。詩全体からみれば、ぜい肉です。
>客観性ばかり…
>好きな事…
なぜ作者が詩のこの部分で、この文を挟み込んだのかよく分かりません。
「病葉」との意味上のつながりもそんなに感じません。
なくてもこの詩は成り立つと思います。
また語りかけ調なのですが、誰に語りかけようとしているのかが
不明瞭です。その内容自体も深く諭される感じはありませんでした。
評価はDです。
140:まるちーちゃん
11/09/05 23:44:03.97 tdzuBm5Z
>>137
素敵だと想うわ。
目の前に広がる世界で見つける物はうんこかもしれないけど、
それならいっそデカイうんこにブチ当たりたい。
今日もそれなりにデカイうんこを踏んづけたけれど、こんなもんじゃない。
とびきりの、象が数頭おしりをくっつけてひり出したような、
ウルトラジャンボ合体うんこに、たどり着いてやる…と言う、青春の旅立ち?
あ、細かい事言うけど、「ヘッドライトの光は前しか照らさない」で、良いんじゃないかしら。
「手前しか」じゃ、ハムスターがご飯を食べているみたいなんですもの。D+
141:まるちーちゃん
11/09/05 23:48:21.99 tdzuBm5Z
>>137
ああ、しまった…いつも投稿ボタンを押した瞬間に読み間違いに気付くね。
いつも通り訂正はしないけど僕は。(^o^)rz
142: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/09/05 23:53:22.39 vf8YfC3l
>>137
これはフラワーカンパニーズというバンドの
『深夜高速』という曲の歌詞です。
143:まるちーちゃん
11/09/05 23:59:25.29 tdzuBm5Z
>>137
やっぱり「手前しか照らさない」の一言が小学生にも分かるほどに詩の世界を強く印象付けていたのだ!
>>140はナシで。ナシヨ(^o^)rz
144:まるちーちゃん
11/09/06 00:08:29.13 A5Y4cyG9
>>142
へえ、どうりでじじくさい昭和日本ブルース・ロックの…と、おもったら意外とキャッチー。日本語を大事に歌う素敵な歌い手さんだねえ。
しかし、詩だけ読んだら2ちゃんにあるのもあんまり変わらんなあ。
145:名前はいらない
11/09/06 15:23:50.80 O6B7Yf2w
「未投函」
たくさんの手紙が行き交い積み重ねていた密やかな対話
偶然が重なってできた再会
産声を上げてしまっていたあなたへの恋慕
自己嫌悪と自信のなさからくる「気まぐれ」と
呼ばれてしまっていた私の迷い
私のぼやけた過去を知るただ一人
慰めと励ましをいつも与えてくれていた
私があの時逃げてしまったのは自信がなかった
ただそれだけ
あなたに失望されるのは何より恐ろしい
結局最後に傷つくのは自分だと
あなたを嫌いになったわけではないのに
唐突にあんな風に別れをいって
ごめんなさい
もしあなたさえよければ会いたいです
146:名前はいらない
11/09/06 17:03:49.94 U4ATKYPO
>>6
筋が通ってる
うまくできてるからプロを疑った。
疑問に感じたのは「凛とした夏草が鳴き声を上げ」
夏草が鳴き声を上げる?
ビュオーっと風が吹き、獣が鳴くごとく鳴き声に聞こえるってことですよね?
「凛とした夏草が鳴き声を上げ 草と虫と風の唄を聞き」
僕の考えだと
風が吹き 夏草が獣のように
ん?でも考えてみると夏草が獣のような鳴き声を上げるような情景を僕は見たことがありません。
本当に夏草が鳴き声を上げているんでしょうか?
それは森の音ではないですか?
森林の葉っぱと葉っぱの間を風が通る時の音が、海の波の音に聞こえる場面になら何度も遭っているので
その音なんじゃないかなぁ。
夏草っていうと雑草みたいなものだと思うんですけど、
長くても50センチ程度のものだと思うんですけど、
そんな草に風が通る時の音が「鳴き声」というのはふさわしくないように思えるのです。
これをふまえて考えると
「凛とした夏草に風通り 虫の唄を聞く」
「草と虫と風」ってあるけど、草と風は最初に出てきているので、かぶるので虫だけでよいと思います。
147:名前はいらない
11/09/06 17:05:04.28 U4ATKYPO
「耽りながら歩く」これはいただけないと思った。これは読者に暗示させることで伝わると思う。
「私は闇の中 木々のざわめきと 湿った空気の匂いを頼りに」
ここで作者の心理の狂気めいたものを感じました。怖いです。
「耳の奥に沈殿」もいただけないと思った。
それまでは、頼りない夜の世界を手探りでたどってきた何も見えない暗闇の恐怖感がたっていたのに、
聴覚という頼るものができたことで安心感が生まれる。
詩のテーマがちょっと横道それた感じがする。
一見するとプロっぽいのに、よく見ると(読むと)ところどころいただけない表現がある
やっぱりプロじゃないですね。
「私は鳴き声に 木々達に導かれるように歩を進めた」説明くさい。
「100間」1間が1.81818メートルだから
181.818メートルってことですね。
10間が18.1818メートル。
なんで間という言い方をするんだろう?日常的に使っているのが間だから?
それってなにやってる人だろう。
148:名前はいらない
11/09/06 17:05:54.00 U4ATKYPO
180メートルほど離れているだろうか いや18メートルにも満たないのだろうか
こっちのほうがわかりやすいのに。
なんで間なんでしょうね。あなたの町では間というのが普通なのでしょうか?
「木々達は光の門を作り 前へ 前へ もっと前へと 私を誘う」
夜のはずなのに光の門とは、幻覚と解釈するしかないです。
「丸い太陽が照らしている」えっ?太陽?いつのまにか夜が明けてたんですねえ
作者マジックだなぁ
「太陽と子供達は一斉に舞を舞った」子供達ってなんなのか?妖精ととらえるしかないです。
「雲が晩餐の終焉を教えていた」かっこつけていってるだけ。
舞を踊っていたのになんで晩餐になるんですか
「夏の夜の夢の証に 一本のつゆ草を片手に」この終わり方って一体。
物語形式になってるんですけど。
この思い出は作者だけのものであって読者は共感できないと思います。
あるひとつのお話を聞かされている感じです。
物語を書く力があって、話のほとんどを作ってますね。
149:名前はいらない
11/09/06 17:06:33.93 U4ATKYPO
詩とは作るものではないと思うんですよ。
話を作るというのは小説家の役割だと思うんです。
詩人というのは自分のした体験を偽らずに書く仕事だと思うんです。
この作品に偽りはないと思いますが、
作ってる部分は多くあると思うんです。
ありもしないものを生み出す、作るという作業は詩のなかにちょっとだけならあってもいいと思いますが
それが大半になるようなら詩の枠から外れると思うんです。
ぼくが感じたのは4連目「光の門」のところからおかしくなったと思います。
ここから先ずうっと作ってるという印象を受けます。
いや、でも、丁寧に書いているので好感が持てます。
詩ではないですけど
丁寧な作品を読ませてくれてありがとう
という気持ちです。
物語の評価ならC
詩の評価ならD
150:名前はいらない
11/09/06 19:50:06.40 03S8iph1
>>6の作者があえて説明するのも可哀想だから、ちょっと擁護してあげよう
・ひらけた明るい場所との対比で、木々に囲まれた場所を闇と表現したんだね~
・アーチ状の木立=トンネルのように出口が明るいので光の門
>湿った空気の匂いを頼りに
・作者は近くに湖があることを知っていたんだね、特に狂気めいたってわけじゃないよ
・金平糖=湖面のキラキラ 石が湖面にぽちゃんで、太陽の子供たち=キラキラがさらに舞うように
・やがて雲行きがあやしくなって光たちの晩餐も終わり
・ちなみにツユクサはもちろん夏草、朝ひらいて昼にしぼむ儚く幻想的な感じなのでチョイスしたのかな
こういう場所、結構あるもんだよ実際
151:名前はいらない
11/09/06 20:37:38.08 MZjYwT7H
「新型キチガイのドグラマグラ」
「俺は愛なんて信じない普段見せられている恋愛ドラマやヒューマンストリー
などクリスチャン共の洗脳だ!!聖書だど一ページも読んだことのないくせに
ド低能共が!!」←勘違いキチガイの発言
「そんなことより韓国を叩け。韓国のゴリ押しはうんざりだ。あいつらが悪いからネット
上でもいろいろ書かれてんだろ。天皇は神様だろう、みんな!!!
チョンや在日共は日本から出ていけ 日本人全員の総意だ みんなそうだ
ネットに書かれているから間違いない」←新型厨二病の発言
「うはああああああアニメ最高 ぼっちざまあああああああああ リア充死ね」
152:名前はいらない
11/09/06 20:40:00.34 MZjYwT7H
やっぱりポエムは楽しいな~
153:名前はいらない
11/09/07 09:00:49.19 IBp95dKQ
ヌコニュー、バカにするバニー
ビルの向こうのゴレリッチ
リニアジョナサンゴレリッチ
当然それに比べて
夜遅くおはよう
夜遅くおはよう
捻出された争いは
ポコポ
赤い花柄のゴレリッチ
ポコポ
ヌコニュー、バカにするバニー
昨日も去年も
ポコポ
わーい
最後だ
わーい
最悪だ
赤いマスター
ポコポ
154:名前はいらない
11/09/07 11:12:37.72 Sbycg0Sb
蒸嬢孃孥孺
寉寥專尹屐
屹岶峩崕崢
嵋嶢嶼巫帷
155:名前はいらない
11/09/07 18:55:46.78 MEPOMtpB
未評価(>>121より)
>56-58 >123 >126-127 >128 >129
>131 >132 >133 >134-135 >136
>141 >142 >143 >144 >152
>158 >160 >161
前スレ
>978
156:雑草 ◆je5cNlouiI
11/09/07 19:07:10.60 MEPOMtpB
>>56-58
何を書きたいのか分からない。可愛い女の子について、男子校の悲哀について、等であるが、詩にする必然性を
全く感じさせない。面白いところも特にない。D-
>>123
太陽を擬人化して登場させている。回ってというところは、説明がもう少し欲しい。表現の足りない部分。
客観性についてのコメントは、この詩においてはどういう意味なのかよく分からない。この部分も食い足りない。
全体に、統一性がない物だから、メッセージとして伝わってこない。病葉というだいは、魅力的なのに、
内容がいまいち。D
157:アギラ
11/09/07 20:45:10.13 9d/FtmGN
評価ありがとうございます。
雑草さんを怒らせてしまったのでは無いかと不安になりました。
自分で読み返してみると、すごく面白くて、その事もショックでした…(;o;)rz
158:名前はいらない
11/09/07 21:44:37.40 EJ391Eal
内容:
君が僕を求め
僕が君を見つめる
君は輝く人
僕はその光を欲したの
二人の愛は
二人を惹き寄せるけど
やがて
道徳を失った距離に
君の光は際限無く増し
眩しさで逸れた視線に
君が映ることは無い
また君を愛そうと距離をとるのに
君はそれに妬いて近づこうとするから
僕の網膜は灼かれてしまった
疲れて
それでも
君は僕を求め続け
僕は君を見つめようとする
逆行する僕の思考が
切撮ろうとする君の逆光
159:ち
11/09/07 21:48:08.69 9d/FtmGN
>>156
ID…神に近いよ?
160: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】
11/09/07 23:30:56.77 Jkptfpw1
>>126
どんなゴミなのか見えないし、「君」が誰で「僕」が「君」のことをどう思っているのかもわからない。
が、ただ状況を説明しただけで何も描く気のなさそうなこの作品を見れば確かにゴミだし、
「君」任せにして安心して寝てしまう「僕」は「君」を便利なおかん位に思ってるんだなと推測することはできる。
とりあえず人前に晒す時位は推敲してみよう。
「他人」の頭の中で「自分」のことばがどんな「物体」を作り出すのか想像しながら読み返してみよう。
話はそれからだ。ゴミなんか他人に見せるものじゃない。評価D-
>>127
どこかで読んだ気がするが、まぁ気にしないことにする。
要は単なる信号待ち中の人間ウォッチングだが、
老人も女性も親子も「想像力」という詩人のフィルターを介してウォッチングする主体と重なり合っていく。
これは「自分とは違ったもの」に対する「勝手気ままな決めつけの想像力」ではなく、
あくまでも対象を自分のことのように慈しむ「繋がりのないものに繋がりを求めるような想像力」だ。
そのへんになんというか、自分への、他者への、人生への愛情みたいなものを感じて溜息が漏れる。
さらっと簡潔に書いた文体も、歌詞のようにリフレインする構成も内容に合っている。
欲をいえば「キメのワンフレーズ」みたいなものがあれば心にも頭にも残る作品になったかもしれない。評価B
161:名前はいらない
11/09/07 23:50:38.89 SVPPSkW9
「詰めて座れ」
座って行きたいから鈍行に乗ったというのに
こいつらのせいで俺は座れない
いい歳こいて譲り合いも知らぬのか
股の筋肉が弱っているのか
足をがばっと広げて
6人座れるはずの椅子をに5人で占領している
立てとは言わぬ
せめて詰めてはもらえんかね
鈍行はのろのろと進む
奴らは駅に近づくたび もぞもぞと動いては復た目を瞑る
苛立ちを抑えるのに慣れていても
やっぱり苛々する
寝たい!座りたい!
そのだらしない股ぐら踏みつけてやろうか
その寝惚けた顔に踵を落としてやろうか
162: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】
11/09/07 23:59:03.86 Jkptfpw1
>>128
あ・・・続きあったんだ。未評価まとめ人コラッ!!
しかしこの続きはないほうがよかった。
確かにここで展開が初めてあって起承転結風にまとまるし、ここが作者の1番言いたいことなんだなというのもわかる。
しかしそれまでせっかく主体と客体の関係性が静かに切なく詩の中心に横たわっていたのに、
ここで主体が前に出すぎたために読者の想像する余地が隅へ追いやられてしまう。
結局「あぁ、単に他人の夢語りみたいなもんを聞かされちまってたのか」「聞いて損したな」という感想に変わってしまった。
この詩のことばを歌うのがカリスマ性のある人物ならファンはキャーとなるのだろうが、
それでも私はファンではないのでちょっと引いてしまうだけだ。
この続き部分は蛇足。ないほうがいい。>>127も合わせて評価D+に格下げ。
>>129
7777形式。結局日本語定型詩は5と7から離れられないのか。
残暑のデパートならぬスーパーマーケットらしいが、個人商店程度の印象しか受けない。
「表情に汗」「帽子とったら夏の残り香」となかなか空虚な違和感はある。
透明人間かのっぺらぼうが汗をかいているかのような違和感だ。
しかし使われているのが実体のないことばばかりなので、
(表情はどんな表情か描かれることによって、残り香はどんな(何の、ではなくて)香なのか描かれることによっ初めて実体をもつから)
結局文章が文章以上のものに見えず、ポエジーが漂うような文章の隙間は見えなかった。
「凍りつく肌」は性質じたいが異質な違和感があり面白くはあるが、
意味もわからなかったし極端に性質が違いすぎて馴染まなかった。評価D
163:名前はいらない
11/09/08 00:07:32.99 Q/s/797b
>>161
これは〈つづく〉のテロップが見えたな。続きを書くならどう解決させるのか気になって眠れん。
164: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】
11/09/08 00:16:44.72 m0adEFwp
>>155の未評価まとめ、いろいろとめちゃくちゃだよ・・・。
>>161
言いたいことはわかる。
私もたとえば車に乗っていて、赤信号で詰めない車のせいで捕まらなくてもいい信号に捕まってイライラすることがよくある。
しかしこれを詩にする必要性はまったく感じない。
小説やエッセイなら、面白く読みながら「あぁ、ああいう奴ら、嫌だよな」とか
「自分はああいうことはしないように気をつけよう」とか
「そうか、そうだったんだ。迷惑だったんだ。これからは詰めるように気をつけよう」
とか読者に考えさせることもできるだろうが、ここだけを抜き出して読まされてもぶっちゃけ面白くない。
マナーを呼びかける類いのポスターよりも読むのに時間をとられるぶん面白くない。
ただ文句か愚痴を聞かされているだけで感情移入もできない。
文章は達者だけど自分史か新聞の読者投稿欄の文章しか書けない爺さんの本でも読まされているような印象だ。評価D
165:名前はいらない
11/09/08 00:19:07.88 BFlyJsKa
>>119-120
手帳関係ないじゃん
「知らないところに一人で行ってはいけません」 ここにしかかかってない3連目の最終4行。
あとのところには手帳がかかわってないから「雨の中の手帳」という題名は不適切だと思います。
パッ パッ ピッ ピッ プッ プッ ペッ ペッ は、音だから連には数えませんでした。
>今日 一番最初に雨粒をうけた人は
>だれなんだろうって
思いつきの段階で芸術としては昇華できていない。
ポッ ポッ ポッ
連と連の間に出てくる音は、情景をより鮮明に伝えるのに役立っていますよ。
最初のパッピップッペッは携帯電話のボタンを押す音ととりますが、
ポッポッポッは、なんなのかわかりません。
あと、オノマトペはもっとよく注意深く聞いて自分なりの面白い表現を見つけないと
生き生きしないんですよ。
見てわかるとおり パピプペポ なんですよ。
安易です。
萩原朔太郎は鶏の鳴き声を「とをるもう とぅてくう」と聞いたと書いています。
これを既存の言葉で「コケコッコー」と書いてもなにも面白くないという話。
頭に入れておいて損はないでしょう。
166:名前はいらない
11/09/08 00:20:40.92 BFlyJsKa
>水たまりに反映している 反転したモノたちにも
>声はあるのかなって
こういう考え方ができる人って空想好きで友達がいなくていつもひとりでいるのかなって
これも思いつきの段階。いや、でもぼくは素敵だと思いますよ。なんでも慈しむ心は大事だと思うから。
自分を傷つけたり、他人を傷つけたりしなければ。
ブーン バッシャアア
あ、これはわかります。
バイクがみずたまりの水をはねたんですね。
>それでね また
>ぬれたベンチに座りながら
これはおかしな表現ですね。さっき「ぬれたベンチに寄かかり」と言っていたんですよ。
さっきは寄かかりと言っていたのに、今度は座っているのに、”また”はおかしいでしょ。
文脈を考えてください。
”また”は省けます。
>ぬれたベンチに座りながら
>ぬれたベンチの薄板の
>すきまとすきまとのあいだに
>ぬれた指々をさしこんで動かしてはいたけれど
>そこには なにもなかった
ここはエロティックな表現ですね。
指の動きを想像しました。うしし
167:名前はいらない
11/09/08 00:21:35.39 BFlyJsKa
>ペッ ペッ 指についた水滴を払う音でしょうか?
>―なんにもないから なにかを記すのだ
これは飛躍してます。
記すのは手帳にであって、
ここでいう「記す」は頭の中で「考える」ということ。
頭の中にある手帳に記すということ。
これはすなわち思考で考えている言葉をなにも一糸纏わぬそのまんまの言葉を出している
その言葉は、脳みそから出てくる本当に一番最初の言葉であって
芸術にそのまま使うわけにはいかない意味の軽薄な言葉である。
もっと自分の中で本当にこれでいいのか、
自分は何が表現したいのか
吟味というかそしゃくというか、よく練ってから作品作りに取り組むべきじゃないかな。
よく練った言葉を聞きたいのです。
もっとよく練ってから言葉にしてください。
あなたの詩の短所として、言葉のもつ意味の軽薄さがあると思う。
ここをもっと改善できると思う。
最後のパッは、ベンチから立ち上がった時の音かな
168:名前はいらない
11/09/08 00:22:23.02 BFlyJsKa
1連目も情景の説明止まりなんですよね。
腕のある詩人ならこれを理由に凡人が思いつかないところにまで発展させていくと思うんですね。
みてわかるとおり、どの連も情景の説明止まりなんです。
たとえば1連目
傘を持って立ち並んでいる人を描写してるのに、
2連目では情景が移ろいで1連目との関連性が景色だけになっている。
>駅前 傘を地面に突きながら立ってる人と
>傘を水平に持ちながら立ってる人と
>傘を折り畳んで鞄の中に仕舞い込んでる人と
>傘をどこかに置き忘れてきた私と 遅れた待ち時間と
うまい人ならこれを発展させて非凡な思いつきをすると思う。
傘が対象物で描かれているので、傘に関連付けた内容をうまい人なら展開していくと思う。
作者は移り気で、もう、ちがうほうに目がいっている。
そして、その2連目もその発想が発展・展開していくこともなく思いついたことを言っただけの”そこ止まり”
で、3連目も移り気で2連目と関連性のない情景。
この繰り返し。
唯一の関連性は駅にいることと雨が降っていることだけ。
そこはいいことなんですが情景の説明をするだけで止まってしまうんですよね。
移り気なところが詩を軽薄にさせているゆえんです。
もっと対象物をじっくり見て、
「もの」や「こと」の性質を理解するところから始めてみてはいかがでしょう。
何が原因となってそのことが起きているのか、とか。何と何が重なってこういう現象になるのか。
軽薄さが魅力になっているような不思議な感覚になる、ことも事実です。
その感覚をちょっとだけプラスに評価してD
プラスととらなきゃEとつける。
おわり
169:アギラ
11/09/08 00:53:54.52 Q/s/797b
馬車の大群がやって来た
方角が同じなだけの運転手逹は
一目散に先を争う
「止まれ」
通りかかった飲み屋街の保安官が先頭の馬の遥か前方で叫んだ
「この先には強盗団が潜んでいる。この先に行くのは危険だ。
だが、安心しろ。我々の作戦が進行中だ。だからどうか盗賊共を捕らえるまで、ここで待っていて欲しい。」
前から順に停車する馬車。港から来たチンプイも適切な距離を取って前の馬車に並んだ。チンプイの前の馬車は全て停まっている。
すると…、
パカラッパカラ。一度は停まった筈の前の馬車が突然馬車二台分程の距離を進んだ。
その前の馬車はずっと停まったままだ。
(このヤロウ…そこで停まりたいのなら何で最初からそこで停まらねえんだ…!?)
なぜ前のヤツの気紛れに付き合ってやらなきゃならない!?
チンプイは誓った。自分は絶対に動かないと。
塞いだ耳越しに聴こえる怒声。
「おい!前進んでんぞ!!」
チンプイは沈黙する。
その前は進んでいないのだから。
170:名前はいらない
11/09/08 02:47:38.16 AHUCL+Z4
神、仏、先生、ヒトラー、マスター、芸能人、こいつらは皆リア充だ
導師、白魔道士、学者、教授、発明家 こいつらは孤独じゃない
ハリウッド女優、イルミナティ、セレブな彼女、ボディガード こいつらは自分を精神疾患者だと
偽造している
殺人鬼、プロ野球選手、会社の社長、銀行マン、akb48の奴ら こいつらはどうでもいい悩みで
自分を絶望した精神疾患者扱いすることで酔っている
キリスト、ブッダ、ラブクラフト、ムハンマド、お前達は真の絶望を知らない
お前も、あいつも、そこの誰かも、どっかであったことのないあいつも俺よりは数段楽しているはずだ
何故だ? ヤハウェも 何故だ? 自殺未遂の野郎も 何故だ この俺の部屋の充満する苦しみを
カマキリもどこかのギャングスターもどこかのポルノ女優も俺が受けた傷よりはるかに生易しいのに
何故自分を病院に通っている患者だと偽る
俺はどこにいる 俺はどこに通っている 俺はどこにも逃げることはできない
俺はお前らが失ったものを心の奥底で求めている
why?
171:名前はいらない
11/09/08 06:18:45.85 94mnO0rM
>>164 ありがとうございます
読むのに時間をとられる←これが一番参考になりました 冗長だと言う事ですね
172:雑草 ◆je5cNlouiI
11/09/08 09:27:47.59 tdJopP0H
>>155
の未評価まとめは、僕のギコナビからだと正しいけど、ブラウザから見るとめちゃくちゃ
なので、無しにしてください。