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トマス・ア・ケンピス/キリストに倣いて/1・24・1
「万事に終わりを思い、また、どうしてきびしい審判者の前に立とうかと
考えよ。かれには何事も隠すことができず、かれは賄賂で手加減もせず、
弁解もききめがなく、ただ正義に従って審判したもうばかりである。
ああ、あわれなおろかな罪びとよ、あなたはあなたの罪をことごとく
ご存じの神に向かって、なんとお答えするつもりか? あなたは立腹し
た人間の顔すらこわがるではないか?
なぜあなたは審判の日に対して準備しないのか? その日にはだれも
他人にわびてもらったり、弁護してもらったりすることができず、めい
めい自分の重荷だけで精いっぱいなのである。
いまはあなたの働きもまだききめがある。あなたの涙も神によみされ
る。あなたの嘆息も聞き入れられる。あなたの痛悔も罪を償い、これを
清めることができる。」