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東大の後輩有村を宇野の後継者にすべき
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明るいいじめの思い出
昨夜、小学校の同窓会に出てきた。
さて、同窓会ともなれば当然、思い出話に花が咲く。
そのとき、女性陣のあいだで、いじめの対象になっていた女の子の話が紛れ込んできた。
彼女は膝の関節が悪く、歩行に困難をきたしていた。大柄で、いささか頭も弱く、ぼくは水泳の授業の前、彼女が
タオルも巻かずに床に座り込み、全裸になって着替えをしていたので割れ目を真正面から拝んだのを覚えている
(まったくろくでもない記憶力だ)。子供なんてろくなあだ名をつけないものだが、彼女は本名をもじって実に不名誉
なあだ名をつけられ―同窓会の席上で出たのはそのあだ名だった―、6年間を通して異物として排斥されてい
た。かなり深刻な問題として、教諭陣やPTAの頭を悩ませていたと記憶している。
その彼女に対する迫害行為が、まさに目の前で、笑い話として語られていた。
いじめは、加害者にとっては「いい思い出話」として語られる―まさにその現場に、ぼくは居合わせてしまった
のである。そして、それに突っ込みを入れる勇気も持てず、適度に相槌を打つ程度のことしかできなかった。ぼく自身、
当時いじめられていた彼女に対して公正な振る舞いをできていたかというと、自信がもてない。というか、奇異の目で
見ていたのは確かであるからして、公正さに欠けるのは明らかだ
こうしてぼくは、ノイローゼの友人とディズニーランドへ行くのを渋るような、冷たい人間の仲間入りを果たした。
そして、同窓会は楽しかった。 まったくもって、ぼくは、それなりに、幸せ者なのかもしれない
追記:
いじめを受けていた女の子の話を持ち出した女子が、どういう文脈だったか、「中国人大嫌い。あいつら全員帰って
くれないかな」と言ったのである。原発事故を受けて帰国者が増えている、という話だったかもしれない。少なくとも
ぼくはその文脈で、近所の中国人が経営している中華料理屋もしばらく臨時休業していたけれどもまた営業を
再開した、あの店は美味い、という、反論ともつかない話題を振ってみたが、それがどうしたという顔をされただけだった
もともと綺麗だったのがますます綺麗になっていた彼女は「そういう人」になるべくしてなったのかもしれない