11/03/10 01:49:46.66 0
>>680
ではそれはつまり社会の強制性は個々の価値観を統一したものによって決定されているというわけですね。
それならば死刑制度を「目には目を歯には歯を」というように解釈することには何ら不条理はないということですが。
ですが法律の強制性というものは、その「目には目を歯には歯を」を受け入れろという、
一方的な価値観を押し付けるものなのではないでしょうか。
確かに法律によって我々が守られていることはとてもありがたいことです。
ですが命を扱う死刑制度においてはもう少し殺人者の命を尊重すべきではないかとも思うわけです。
私は死刑制度というものを、人間の誰にでも存在する「人を殺してしまうのではないか」
という強迫観念から目を背けるためのものではないかと解釈しております。
「自分が人を殺してしまわないようにどうか私を人を殺さない人間にしてください」と言っているようなものであって、
「では貴方は死刑制度がなかったら人を殺してしまうんですか?」ともなってくるようなものですね。
自分が人を殺すような人間ではないということを主張できていないんですね死刑賛成者は。
まるで自分らしくあろうとしない神の信仰者を見ているようです。