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バンコクの空港鉄道、利用者伸びず赤字垂れ流し
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昨年８月に正式開業したタイ国鉄（ＳＲＴ）空港線（エアポートリンク）が赤字を垂れ流している。
各駅停車の利用者は１日３万６０００―４万人とほぼ予想通りだが、
バンコク都内のマカサン駅（シティターミナル）と郊外のスワンナプーム空港をノンストップで結ぶ特急は
１日の利用者が７００人と目標の３分の１以下。毎月の収支は平均売り上げ３５００万バーツ、支出７７００万バーツと厳しい状況だ。
エアポートリンクは全長２８キロ、全８駅で、スワンナプーム空港とバンコク都内を１５―３０分で結ぶ。
各駅停車は通勤通学の足として定着したが、特急は本数が少なく、マカサン駅への乗り継ぎ、アクセスがやや不便な上、
運賃が１５０バーツと比較的高く、空港利用者に敬遠されているようだ。
バンコク都心からタクシーでスワンナプーム空港に向かった場合、運賃は高速代を含め２５０―３００バーツで、通常は３０分程度で着く。