10/10/22 00:17:45
岡山のブドウ畑にもクマ…ピオーネ全滅
中国山地にある岡山県新見市大佐上刑部の農地がツキノワグマに荒らされ、
出荷直前の大粒ブドウ・ピオーネがほぼ全滅する被害を受けていたことが分かった。
同市を含む県内各地では今秋、クマの出没情報が急増し、4~9月だけで65件と、
昨年度(28件)の2倍強に上っている。他県では人が襲われる被害も出ていることから、
県などは「キノコ狩りなどで山に入る時は、音の出る鈴を持つなど十分な注意を」と呼びかけている。
被害に遭ったのは、農業栗元晃義さん(69)のブドウ畑3アール。
3年前に栽培を始め、今年はようやく初出荷ができると期待していたが、9月22日と23日の夜、
続けて何者かに荒らされた。見回りをしていたところ、24日午前6時頃、
シェパードほどの大きさのクマが畑から出て県道を横切り、山に入るのを目撃。
届けを受けた県が調査し、爪跡やフンからツキノワグマと確認された。
畑は、猿や鳥よけの防護ネットで囲っていたが、上部の数か所が破られていた。
クマは、袋を掛けた600房の大半を破って食べており、無事だったのはわずか50房。
出荷もできないため、残りは近所などに配った。被害は約30万円に上るとみられるという。
栗元さんは「相手がクマでは防護ネットの効果もない。
腹が立つが、人間に被害がなかったのが不幸中の幸い」と話している。
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