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東京都葛飾区から生活保護費を受給している元ホームレスの男性15人が、保護費申請を支援した
NPO法人から、アパートの管理費名目で保護費の一部を“ピンはね”されていたことが分かった。
同法人は「担当者が独断で徴収しており、本部は知らなかった。徴収しすぎた分として、
1人当たり月1万7000円ずつ返還する」としている。
区は、生活実態の報告がないとして1日付で入居者1人(32)の生活保護支給を停止した。
NPO法人は、「鐘の鳴る丘ひまわり自立支援センター」(横浜市)。同区などによると、
今年春頃から、同じ住所で生活保護申請が相次いだことから、調査したところ、同法人が管理する
アパートに複数の元ホームレスを入居させ、5万3700円の家賃のほか、管理費2万円、
光熱費1万5000円などを毎月の保護費から天引きしていた。
男性の一人は約14万円の保護費のうち、約9万円が天引きされていた。「生活保護を受けるのは
初めてで、天引きも疑問に思わなかった」と話している。
(2010年12月2日09時59分 読売新聞)
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