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北九州社長殺害 懲役２０年 地裁小倉判決
2010年11月20日 00:21 カテゴリー：社会 九州 > 福岡
北九州市小倉南区の「白石鉄工」の白石正人社長＝当時（７０）＝が殺害され腕時計が盗まれた事件で、
殺人などの罪に問われた元日雇い従業員宮尾孝行被告（４４）の裁判員裁判の判決公判が１９日、
福岡地裁小倉支部であり、重富朗（あきら）裁判長は懲役２０年（求刑懲役２５年）を言い渡した。
弁護側は控訴しない方針。
弁護側は窃盗罪について無罪を主張したが、重富裁判長は「使うために盗んだとする供述調書の信用性は
疑問が残るが、時計に興味があり見るために持ち去ったという公判供述は信用できる」と窃盗罪を認定。
「被害者の無念さと苦痛は察するに余りある」とする一方「計画的とはいえず反省しつつある」と述べた。
判決によると宮尾被告は３月３０日、解雇を告げられたことに怒りを募らせ、同社の資材置き場で
社長の頭をハンマーで数回殴るなどして殺害。腕時計（２１万円相当）を盗み、遺体をシンナーで焼いて隠した。
＝2010/11/20付 西日本新聞朝刊＝
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