10/11/18 02:32:32 6ceHqQBv0
>>151
三島の檄文か・・・
三島由紀夫は、もっとも美しく満足する生き方を捜しただけなんだよ。
この英雄的発言は、彼を英雄的に演出する以上の意味はない。
だから、本当に国を憂えるなら、この人は持ってきちゃダメ。
高揚した幸福感を得るには、英雄になるのがもっとも効果的である。
英雄とは、大義を背負って戦う人のことである。
そして、とりあえず手に入りそうな、もっとも大きな大義とは国家である。
また、どんな素晴らしい経験も、時が過ぎれば記憶でしかなくなる。
頂点を過ぎた残りの時間は余生に過ぎない。
よって、もっとも幸福であろうとするならば、その幸福の頂点で全てを終わらせなければならない。
で、国家を憂いて、高い所で皆に見てもらいながら切腹したんだよね。
まあ、彼は死ぬ瞬間に失敗に気づいたと思うよ。
だってね、幸福感ていうのは、リアルタイムで来ないんだよ。
物事が経験になって、反復する中で満足感として幸福感が来る。
彼は、あれ?と思いながら死んだはずだよ。