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デフレ不況による「値崩れ」はジリジリと水商売や風俗の世界にも広がっている。
かつて「高給」だっただけに、その“落差”は彼女たちの生活を衝撃的に変えている。
ノンフィクション作家の窪田順生氏がレポートする。
10月、風俗ビジネスに携わる人間たちの間に大きな衝撃が走った。
「かつてプロ野球選手や芸能人もお忍びで訪れたことがある吉原の老舗高級ソープランド店『P』が
総額1万2000円の“超激安店”にリニューアルをしたんです」(風俗ライター)
ご存じない方も多いだろうが、ソープランドには客が支払う総額が5万~10万円の「高級店」、
3万~5万円の「大衆店」、そして2万~3万円の「激安店」とランクが分けられ、
施設の豪華さや女性の容姿・年齢が変わってくる。
江戸の昔から遊郭として賑わい現在も150ほどのソープランドが軒を並べる日本一の色街・吉原も
昨今の不景気で閑古鳥が鳴いており、「高級店」が「大衆店」に姿を変えるのは珍しくないが、
「P」のような半ばやけくそのようにも見える“叩き売り”は尋常ではない。
いったい何があったのか。かつて高級ソープの店長を務め、現在は都内でデリバリーヘルス
(自宅やホテルに女性を派遣する無店舗の風俗)を経営している男性はこう解説する。
「そもそも高級ソープはサラリーマンに向けたものではなく、自営業者や中小企業経営者に節税のために
“浮いたキャッシュ”を注ぎ込ませるビジネスモデルなんですが、今はその彼らが苦しくて成立しない。
そこで『P』は中途半端な大衆店にするよりも原価を下げて薄利多売に生き残りの道を見出したんでしょう。
なにせ今は女が“値崩れ”してますから」
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