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★【風の間に間に】論説委員・皿木喜久 「過ち」は1年前にあり
・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で民主党内にまたぞろ、菅直人首相批判と小沢一郎氏
待望論が強まっているという。
あの田中真紀子さんは、国会での菅首相の発言を「何を言っているのかわからない。あまり
力量のない方だ」と、記者団に得意の毒舌を披露した。その上で小沢氏を「要職についてもらい、
活用することが日本のためにいい」と持ち上げる。
むろん菅批判については「同感」である。それに真紀子さんら先の代表選で小沢氏を
かついだ人たちにとって菅首相は宿敵だ。何かにつけ足を引っ張ろうというのは
政治家の常である。
一方の小沢氏は今月初め、「ニコニコ動画」に出演した。自らの政治資金問題で、国会招致を
拒否するのが主目的だったようだが、漁船衝突問題にも触れた。「役人が判断し、船長を
釈放した」と批判し、こう述べた。
「僕が政府の責任者だったら、船長を釈放しない」
堂々の正論である。小沢氏が代表選で勝ち、首相となっていたら、今のような中国への
「弱腰外交」は払拭されていたことになる。「小沢待望論」の根拠のひとつのようだ。
だがちょっと待ってほしい。それなら1年前の小沢氏とその一派の対中姿勢は何だったのかと、
言いたくなってくるからだ。小沢氏は民主党国会議員143人を含む総勢約600人という
大訪中団を率い北京入りした。
小沢氏は胡錦濤国家主席との会談で「私は野戦軍の最高司令官として戦いたい」と、
中国の人民解放軍にヨイショするかのような発言をし、愛嬌をふりまいた。一方で議員たちは、
先を争うかのように胡氏とのツーショットに納まった。
まだ政権交代の「おごり」から覚めない議員たちは「朝貢外交ではないか」との批判にも、
一切耳を貸さなかったのである。(>>2-10につづく)
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