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任期満了に伴う福岡市長選は14日投開票され、自民、公明両党が支援した元民放アナウンサーの
高島宗一郎氏(36)が、再選を目指した現職の吉田宏氏(54)=民主、国民新推薦、社民支持=や
新人6人を大差で破り、初当選を果たした。菅直人首相率いる民主党は7月の参院選を含め、
主要選挙で3連敗となっただけに大ショック。党内からは政権の先行きを憂慮する声も漏れ始めた。
民主党の渡辺周選対委員長は大敗を受け、「大変厳しい戦いとなり残念ながら力及ばなかった」との談話を発表。
別の党幹部は「中国漁船衝突事件の映像流出などがあり、一番悪い時期の選挙になってしまった」と振り返った。
民主党内には「一地方選挙だ。政権への打撃にはならない」(中堅)とうそぶく声もある。
しかし、6月の菅政権誕生以降、7月の参院選、先月の衆院北海道5区補選、今回の福岡市長選と敗北の連続。
与党党首に期待される「選挙の顔」の役割を果たせておらず、求心力の低下は必至だ。
実際、ある党幹部は「このままでいいのか、という話も出てくる」と述べ、首相への不満を隠さない。
ベテラン秘書の1人も「そもそも、福岡市長選は民主が推薦した現職が優位のはずだった。それをひっくり返されただけに、
衝撃は大きい。来春には統一地方選挙を控えるだけに、このままでは、地方から『菅首相では選挙を戦えない』という
声が出てきかねない」と危惧する。
一方、支援候補が勝利した自民党は押せ押せムード。
石原伸晃幹事長は「国民は漁船事件に象徴される無責任な政権運営に嫌気が差している。
国会で菅内閣の責任を厳しく追及する」とコメント。選対幹部は「直近の民意と受け止め、
不信任案や問責決議案も含め対応したい」と強調した。
公明党の山口那津男代表も「政治とカネの問題に外交も加わり、政権への批判や不満が示された。
連敗は政権にダメージを与える。来年の統一地方選にも影響するだろう」と指摘した。
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