10/11/12 11:25:26 0
裁判員制度初の死刑か無期かを問われた注目の「耳かき殺人」事件。だがそもそも殺人にいたるまで、
男はどれほどのカネを遣い、女はどう応じたのか。新聞テレビが伝えない細部を、山藤章一郎氏がリポートする。
42歳の被告は1日7時間も21歳の江尻美保さん=(源氏名・まりな)といる時があった。
耳かき店の料金は、1時間4800円。これに指名料、延長料がつく。
7時間の場合は、4800円+指名料1000円(1時間ごとにつく)×7で、4万600円。
耳かきは最初の数回だけだった。膝枕もしてもらえなくなった。被告はほとんど、
正座椅子に座る女の家族や友人の話を聞き、DVDを見、ゲームをし、菓子を食べて過ごした。
性的サービスはなかった。からだを触ることもできなかった。
誕生日を、聞いていた。プレゼントをいつ持ってくればいいか尋ねた。「どうしても当日がいい」と答えられた。
そこで勤め先の有給を取り東京駅でゼリーを買って昼前にアキバに着いた。開店は正午。
駅のホームで、まりなに会った。「早いですね」と話しかけられ「早いかな」と自分は答えた。
少し遅れて店に入ると、「待ち伏せされてたの」と店の人に話すまりなの声が聞こえた。そのまま帰った。
ところが5 日後、まりなのブログを開けると、「突然だけど元気かなあ、ピヨ吉」とあった。
ピヨ吉は、まりなが大事にしているひよこのぬいぐるみだ。写メにとってあるのを見せられ、
ふたりで名をつけた。厭がられていないんだと思った。
予約を入れて、翌日行った。誕生日に待ち伏せしたのではないことを説明した。分かってもらえた。
その1か月ほどあとから、平日の金曜にも行くようになった。「来てほしいと。何度もいわれて」
金曜は土曜の、土曜には日曜の、日曜には次の金曜日の予約をした。1日に何時間もいることも
「ぜんぜん厭じゃない」と答えられ、ほっとした。
週に3日。1日に7~8時間指名した。ケンタッキーやコンビニの菓子や弁当、ホカ弁を持ち込んでふたりで食べた。
言われたものと違うものを買って行って文句をいわれた。
URLリンク(news.nifty.com)
>>2以降へ続く