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○【秋葉原１７人殺傷】「許すことはできない」と遺族が意見陳述 結審は年明けの見通し
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大（ともひろ）被告（２８）の
第２５回公判が１１日、東京地裁（村山浩昭裁判長）で開かれた。ナイフで刺されて死亡した調理師、松井満さん
＝当時（３３）＝の父親が出廷し、「犯人を許すことはできない」と意見陳述した。結審は年明けとなる見通し。
父親は加藤被告に「加藤よ、君はボタンの掛け違いをしてしまったのだ」と語りかけ、「人は多くの人間関係の
中で生かされていることに気づいてほしかった」と述べた。
さらに、「公判で涙ぐむこともあった君が、他人への思いやりができない人間だとは思えなかった」とも話し、
「法の裁きを真摯（しんし）に受け止め、判決に従うことを望む」と訴えた。
また、村山裁判長は同日、弁護側請求の精神鑑定医の証人尋問を行うことを決めた。再鑑定請求はすでに
却下されており、弁護側は情状面の立証を行う。
□ソース：産経新聞
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