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中国漁船が衝突した映像がインターネット上に流出した事件。
衝突事件当日、海上保安庁が映像を公開する準備を進めていたところ、
直後に総理官邸から公開をやめるよう働きかけがあったことが関係者の話でわかりました。
流出した44分の映像。海上保安庁の職員が撮影する様子も収められています。映像は編集されたもので、実際はもっと長いものです。
そもそも海上保安庁はなぜ、こうした撮影を行うのでしょうか。
一義的には証拠の採取がその理由ですが、もう1つ大きな目的があります。
海上保安庁が扱う事件や事故は遠く離れた海の上で起こることもあり、
これまで報道機関の要請があれば基本的に映像を提供してきました。
今回の中国漁船衝突事件も同様に、事件が発生した9月7日午前の時点では海上保安庁は映像を公開する準備を進めていました。
しかし・・・
「官邸からストップが入ったと聞いている」(政府関係者)
関係者によりますと、官邸から映像の公開をやめるよう働きかけがあったといいます。
その結果、半日もしないうちに映像提供は取りやめとなりました。当初、公開するはずだった映像。
さらにこの映像は、尖閣諸島を抱える第11管区海上保安本部以外の管区でも
パスワードなどがあれば閲覧できる状態にあった可能性もあるといいます。
映像流出を告白した海上保安官に対する事情聴取が続く中、現場ではこんな声がささやかれています。
「体を張っている現場としてはたまらない」(海上保安庁関係者)
ソース TBS-News i 11日17:58
URLリンク(news.tbs.co.jp)