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・この秋、人里に出没するクマが相次ぐ。人を襲ったクマの射殺に対し、動物愛護団体などから
抗議が集まり、地元は困惑している。抗議や批判の背後には、クマの絶滅が近いかのような
意識も透けてみえる。だが、実際にはクマの生息数調査は進んでおらず、実態が見えないまま
射殺の是非論だけが先走っている。
「なぜ射殺したのか。クマに非はない」「福祉施設なのに、動物に優しくできない人が人に
優しくできるのか」
10月に女性看護師がクマに襲われた勝山市のデイケア施設に届いた手紙だ。クマは
一晩施設内にとどまり、その後市の依頼を受けた地元猟友会員によって射殺された。
九州から出された手紙の主は匿名。文字や書き方から中高年の女性と見られた。
施設の池端定男デイケア長は「いろんな意見があるのはわかる。でも我々が射殺した
わけでもなく、なぜこんな手紙が来たのか」と複雑な表情を見せた。
勝山市にも、メールと市のホームページへの書き込みだけで抗議が約50件。電話も
数多くあったという。麻酔銃を使うべきだという対処法への批判から、「女性が不用心
だったのが悪い」といった心ない言葉もあった。
大野市でも昨年、市中心部の公園でクマを射殺した際、公園なのに山中で殺したと
勘違いして批判するメールが動物愛護団体などから届いた。両市とも多くが東京や
大阪などといった都市部から発信されていたという。
ただクマと隣り合わせに住む地元では、やむを得ない手段として射殺を容認する声が多い。
勝山市の男性(77)は自宅近くでよくクマを見るといい、「解決策として射殺はやむを
得ないのでは」。同市の農業の男性(65)も「クマを見るのは日常茶飯事。家の近くで
びっくりするし、射殺でも解決出来る方がよい」と理解を示す。
「クマを保護せよという主張と、人命も含めた危害を訴える住民とのせめぎ合いは
30年以上続いてきた」
NPO法人日本ツキノワグマ研究所(広島県)の米田(まいた)一彦理事長(62)の観察だ。
(>>2-10につづく)
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