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戦前の沖縄の扱いが酷かったのは事実。
恒常的に税収の三分の二を召し上げられる実質的な内国植民地。また、王国時代に引き続いて
というよりも、より強い形で鹿児島人が公職を独占し、旧王国の上級士族らを抱き込んで共有資産の
私物化などやり放題。鹿児島商人も特権商人の如く跋扈。おかげで沖縄経済は弱体なまま。
一次大戦後の恐慌に耐えられず、ソテツ地獄の飢饉が発生するが、それでも帝国政府は収奪を緩めはしなかった。
戦後の扱いもお世辞にもいいとは言えない。本土決戦前にホールドアップはいいとして、
天皇メッセージに見て取れるように主権回復用の生贄に使ったのは完全な背信行為。
また日本本土の反安保・反基地運動を沈静化させるため、本土米軍基地の整理縮小を推進。
その受け皿が沖縄になることは、当然ながらわかりきっていた。そして為替レートが沖縄の三分の一、
安いという圧倒的な優位を生かして沖縄米軍基地の拡張・補給需要も日本本土が総取り。
一時は外貨獲得源の三割が沖縄のアメリカ。高度成長のブースターとなった。
沖縄を犠牲にして安保体制の安定、経済的利益、米軍基地の劇的削減と日本は三重の利益を得た。
沖縄の復帰前後のアルコアや米系石油メジャーの進出も妨害。代価はオイルショックを口実に反故。