【原発】もんじゅ:再開めど立たず 落下装置の取り出し困難 [10/11/09]at NEWSPLUS
【原発】もんじゅ:再開めど立たず 落下装置の取り出し困難 [10/11/09] - 暇つぶし2ch1:ウルフ金中φ ★
10/11/10 00:42:58 0
◆もんじゅ:再開めど立たず 落下装置の取り出し困難

 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、原子炉容器内にある炉内中継装置(長さ12メートル、
直径46センチ、重さ3.3トン)を誤って落として抜けなくなった問題で、日本原子力研究開発機構は9日、
装置内部からのカメラ撮影で変形を確認し、「通常の方法では引き抜けない」と発表した。

 装置を取り出すには、原子炉容器の上ぶたに固定された装置の外枠ごと外す必要があるほか、付着
したナトリウムが空気に触れて燃焼するのを防ぐ新たな設備も求められ、試運転再開のめどは立って
いない。

 炉内中継装置は、炉心燃料の交換時に燃料を仮置きするもんじゅ特有の装置。内部管を外部管で覆う
二重構造になっており、それぞれに管を長くする接合部がある。炉内はナトリウムとアルゴンガスで
覆われており、装置は上ぶたにある直径46.5センチの穴から出し入れすることになっている。

 原子力機構が装置内に反射鏡を入れ、内部管をカメラ撮影したところ、本来5~7ミリある接合部の
すき間が、落下の衝撃で14.5ミリ下に広がっていた。推定では、内部管が下にずれたことで外部管の
接合部が変形。外側にゆがみが生じ、引き抜く際に上ぶたの穴に引っ掛かったとみられる。復旧には、
上ぶたに固定された装置の外枠ごと引き抜く方法を検討している。

 原子力機構は同日、原子炉等規制法に基づき、経済産業省原子力安全・保安院に確認結果を報告
した。法令対象のトラブルは今年5月の運転再開後初めてで、1995年のナトリウム漏れ事故後では、
08年の排気ダクト腐食に続いて5回目となる。

 同機構はこれまで、出力40%まで上げる試験開始時期を約1カ月半遅らせ、来年7月以降としてきた
が、大幅に遅れる見込み。【酒造唯】

ソース:毎日新聞 2010年11月9日 21時53分(最終更新 11月10日 0時01分)
URLリンク(mainichi.jp)


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