10/11/09 18:56:40 0
菅政権の支持率が30%台に落ち込み、危険水域に近づきつつあるのは、空気を読めないからだろう。ここで言う
空気とは国民感情そのものである。ビデオを公開して相手の非を世界に鳴らせば済んだものを、小細工を弄して
両方から不信を買う始末となったのはまさに〝遺カン〟というもの
▼〝カン違い〟はそれだけでない。ビデオを流出させたのは誰だとばかり、さっそく告発して犯人捜しに乗り出すのは、
これまた国民目線を読めぬ〝鈍カン〟さで、ポーズだけならいいが、本気で探したりすれば逆効果となるだろう。
なぜならその〝犯人〟こそ政権の誤りを正し国益とは何かを考えさせた〝功労者〟だからである
▼建前至上主義のわがメディアは、そんなことを書くと非合法に加担するのかと責められるから、本音と異なる
「べき論」を展開する。だが、羅針盤のない〝政治カン覚〟で外交を続けられたら日本の将来はどうなるか。
手段はともかく、そのことを訴えたかったであろう憂国の情を無視し、メンツなどにこだわるようであれば、
今度こそ菅内閣は国民から〝引退カン告〟は必至
▼「目覚めよと呼ぶ声あり」どこからかそんな声が聞こえてくる。バッハの書いた同名の曲ではないが、菅内閣は
一連の対応が冷徹な国際政治の現実とは乖離(かいり)していたことを率直に認め、2度と同じ過ちを繰り返さぬ
よう銘記すべきだろう
▼まるでおぼこのようなわが外交が、老獪(ろうかい)な中露相手にはまともに通用しないことを知って目覚めた
菅内閣が一転して大人の外交へ〝転カン〟できることを期待したい。
ソース:東海新報
URLリンク(www.tohkaishimpo.com)