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・自民党は8日の衆院予算委員会で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像が
インターネット上に流出した問題を中心に菅直人首相を徹底追及した。
首相は、陳謝と釈明を繰り返すなど、防戦一方。政権の統治能力を疑問視する声が広がる中、
求心力低下を印象付けた。
「管理不行き届きでおわび申し上げたい」。自民党の塩崎恭久氏が謝罪を求めると、
首相は神妙な面持ちで陳謝した。そもそも、流出したビデオは約44分間で、政府が衆院に提出し、
当初は衆参の予算委理事らに視聴を限定した約7分間の「要約版」よりも長い。
塩崎氏が「政府は国会には細心の注意をと言っておきながら、自ら漏れてしまった。
責任は誰が取るのか」とたたみかけると、首相は平身低頭で「最終的な責任はわたしにある」と認めた。
また、石破茂政調会長が、中国人船長を釈放した検察当局が外交への配慮に言及したことを
改めて取り上げ、法制度の面から「大問題」などと再三首相に質問。
首相が、後ろに座る仙谷由人官房長官に目をやり、暗に答弁を促す場面もあった。
「何年かたてば、しっかりした対応だったと必ず言われる」。尖閣問題で首相は、
一連の政府対応に問題はないとの立場は崩さなかったが、激しく反論する場面は影を潜めた。
自民党が、尖閣問題で攻め立てたのは、報道各社の世論調査で内閣支持率が急落する中、
「菅政権に国を治める資格がない」(石破氏)ことを国民にアピールし、追い詰めることを狙ってのことだ。
実際、民主党内で「このままでは、政権は来年夏まで持たないかもしれない」(ベテラン)との声も
聞かれ始めた。
「菅さんに答弁する気力も能力もないことが分かった。かわいそうになってきた」。
石破氏は質疑後、記者団に淡々と語った。
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