10/11/08 15:28:04 0
宮内庁が保管している朝鮮王朝の儀典書「朝鮮王室(王朝)儀軌(ぎき)」など韓国政府が返還を求めている
文化財について、日韓両政府は8日までに韓国側に引き渡すことで基本合意した。
近く両国の外相が電話会談して最終合意し、双方の閣議決定を経る。
日韓関係筋によると、基本合意されたのは、朝鮮王室儀軌を含む複数の文化財。
今週末に横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に予定される
菅直人首相と李明博(イ・ミョンバク)大統領の首脳会談でも、引き渡しを確認するとみられる。
朝鮮王室儀軌などをめぐっては、菅首相が8月、韓国併合条約100年にあわせて発表した
談話に引き渡すことが盛り込まれた。その後、日韓で引き渡される文化財の範囲について協議が続いていた。
韓国政府は所有権が韓国にあるとの立場から「引き渡し」ではなく、「返還」とすることを強く求めていた。
関係筋によると、引き渡しの表現をめぐって双方が歩み寄ったものの、「返還」との表現は使わないことに決まったという。
日韓両政府は1965年の国交正常化の際、文化財に関する協定を結び、日本から韓国側に約1300点が引き渡された。
韓国政府も協定の有効性は認めているが、一方で朝鮮半島から日本に流出した文化財は6万点を超えるとも指摘され、
韓国国内ではさらなる返還を求める声がある。
朝日新聞 2010年11月8日15時2分
URLリンク(www.asahi.com)
朝鮮王室儀軌の一冊「大礼儀軌(たいれいぎき)」=宮内庁提供
URLリンク(www.asahicom.jp)