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(>>1の続き)
地検の捜査過程でこの9月、新たな動きが出た。事件に遭遇し、駅員に通報した会社員の女性(40)
が名乗り出て、目撃した詳細な内容を「陳述書」にまとめて地検に提出したのだ。
夕刊フジの取材に対し、この女性がこう証言する。
「事件後、現場を通りかかった際、お母さんがポスターを持って立たれていたのですぐに声を
かけました。原田さんとみられる男性は、工事中の駅階段の壁を背にしてうずくまり、私服で少し脱色
した今どきの感じの髪形の学生らしき2-3人が取り囲んでいました」
「そのうち1人が、うずくまった男性の胴体付近を足で何度もけりました。思いきりけっている様子で、
仲間の3-4人が、2-3人に『もうやめとけよ』と止めていましたが、けりやむ様子がなかったために、
駅員を呼ぶことにしたのです」
実は事件以降、尚美さんが開設したブログにも《男性A(茶髪)が1人の男性Bを羽交い締め》など、
同様の意見が実名で複数寄せられている。
尚美さんは、「(原田さんに暴力をふるったとされる)加害者に対し、あまりにも多すぎる(一連の)
事件の疑問点を問いただし、息子の名誉を回復したい」と訴える。
陳述書を提出した先の女性は「こんなことになるなら、通報後に現場に戻れば良かった。警察に対し、
現場に向かった駅員が、原田さんを暴行の被害者と証言しないのは納得いかない」と話す。
捜査関係者によると、原田さんに暴行を加えたとされる男性の1人は、東京地検の事情聴取に「暴行は
していない。痴漢をつかまえただけ」などと話しているという。
-おわり-