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・アルコールはどんな薬物よりも危険性が高い-。英国の科学者らが、20種類の薬物の人体への
有害性や依存度、他人への悪影響などの項目で評価、比較したところ、人類にとってアルコールは
コカインやヘロインよりもさらに危険な物質であるとの結論を導き出した。飲酒運転事故、酒浸りの親、
夫による幼児虐待や家庭内暴力、そして、酩酊(めいてい)状態に陥った状態での殺人…。健康被害に
とどまらず、酒にまつわる事件や事故は枚挙にいとまがないが、違法薬物に比べると、アルコール害に
ついては比較的、軽く見積もられる傾向があるだけに、この報告書は日本社会にも大きな警鐘を
鳴らしそうだ。
世界保健機関(WHO)によれば、アルコールが原因で死亡する人は、年間約250万人いるという。
内臓疾患による病死、自殺などが含まれ、人類のあらゆるの死因のうち3・8%はアルコールが
関連していると分析されている。アルコールは人間の健康、精神に深刻な悪影響をもたらしている。
それだけにとどまらず、酒にまつわる事件、事故は日本でも相次ぎ、世界各国でも同じように
頻繁に、発生している。
香港では2009年7月、23歳の男性が路上で突然、タクシーを乗っ取り、市内を暴走したあげく
金属フェンスにつっこみ、58歳のタクシー運転手を死亡させた。発生当時、男性の血中からは、
基準値の3倍のアルコール成分が検出された。
「アルコールは最も危険」との調査結果を出した英国研究者チームは、ヘロインなどの
違法薬物よりもアルコール害の方が「深刻だ」と指摘した。人体への健康被害は違法薬物の
ほうが高い数値だったが、犯罪を含む他人への被害や家族との衝突、医療制度などに及ぼす
影響などの項目はポイントが高く、100を最高とした危険度はアルコールが72と分析。
対して、ヘロインは55、コカインは27、たばこ26、大麻は20で、アルコールが他の物質よりも
突出していた。このため、研究チームは、現行の薬物対策は実際の有害性を反映しておらず、
「アルコール害にしぼった対策や健康促進策が必要だ」と指摘した。(抜粋)
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