10/11/07 18:04:06 vvkvHGxuO
―パン。パン。
規則正しい音が、人のいないAPEC会場内に響き渡る。
老人とは思えない膣の圧力に、智博はもはや無我夢中で腰を振っていた。それは禁忌を踏み越えるという仄暗い喜びも勿論あったが、
『俺が、官房長官を、犯している』
国のトップを自らの一物で犯しているという状況に、何よりも智博は夢中になった。
そして、それは由人も同じであった。
頂点にまで登り詰めた男が、一介の記者に蹂躙される。やはりこの男は『罪悪』だ―仕事熱心な男の、仕事熱心なセックス―由人は喘ぎ声を洩らしながらも、心の中でそう思った。
二人は後背位のまま顔を寄せ、互いの唇をむさぼり合う。それでも尚、二人の営みは止まらない。
獣のような突きに合わせ、由人もまた、ゆらゆらと動きを合わせていった。