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「ITで医療費10兆円削減できる」―ソフトバンク孫社長
ソフトバンクは11月5日、公開討論会「ITで医療は変わるのか? 孫正義と9人の医療従事者が徹底討論」
を開催した。この中で、同社の孫正義社長は「IT投資100億円で年間10兆円の医療費を削減できる」と、
独自の医療ITをベースにした医療政策を提案した。
公開討論会は、動画サイト「Ustream」で生中継された。孫社長は、原口一博前総務相が推進した、
光回線などの高速通信網を2015年に全世帯に普及する「光の道」構想を支持し、医療は同構想を必要とする
重要分野と位置付けている。今回の公開討論会は、その一環。
公開討論会では、米アップル製の多機能型情報端末「iPad」などを活用し、医療情報を電子化して
効率的な医療活動を行う識者ら9人の事例を紹介。その上で孫社長は、医療ITについての
独自アンケートの結果や、ITを活用して国民の医療満足度を高めた海外の事例などを紹介し、
「日本国民は現在の医療に満足していない」と指摘した。
孫社長は今後の医療ITの具体策として、大規模な医療情報管理システム「医療クラウド」を整備し、
その情報を医療関係者が簡単に閲覧できるiPadの配布を提案した。IT化に必要な費用については、
医療クラウドはマーケティング活用できることを条件に製薬会社が負担し、iPadは100億円を国が投じて無償配布。
医療クラウドとiPadの通信に必要な通信費はソフトバンクが負担する案を提示した。
その上で孫社長は、「100億円で10兆円の削減ができるのだから、政治家は国民の声に耳を傾けて決断をすべき」
と訴えた。また、医療のIT化に反対しているという一部医療関連団体などについては、反対理由として多い
セキュリティー問題に対して「(通信の)プロが管理した方がよっぽど安心で安全」と批判した。
( 2010年11月05日 23:26 キャリアブレイン )
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