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沖縄県の尖閣諸島沖で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したときの状況を撮影したとみられる映像が
インターネットの動画投稿サイトに流されている問題で、中国国内では、ネット上に漁船の船長の行動を正当化する
書き込みが多く寄せられ、事件をめぐる日本の対応に反発する声が高まっています。
中国国内では、日本で映像が流された動画投稿サイトの「ユーチューブ」は、政府が規制しているため閲覧することができませんが、
中国国内のサイトには、転載されたとみられる映像が流されています。中国共産党の機関紙「人民日報」の
ウエブサイトは「事件の映像が突然流出した」などと、日本の報道を引用する形で伝えました。
また中国の大手ニュースサイトの書き込みには「日本の船が中国漁船の前に飛び出し、
故意に衝突事件を起こした」とか「一部の映像を流出させて、漁船からぶつかっていったという偽りの印象を作り出した」
などと漁船の船長の行動を正当化する意見が目立っています。
また、事件をめぐる日本の対応に反発して「日本を倒せ」とか「日本製品をボイコットしろ」などとする声も書き込まれていますが、
このサイトにこれまでに寄せられた書き込みの数は２００件余りにとどまっています。
中国政府は、インターネット上に寄せられた国民の意見などを参考にしながら、
今回の問題が国内世論の動向にどのような影響を与えるか注意深く見守っていくものとみられます。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)