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★転倒…実はひき逃げ ビデオ突きつけられた新潟県警初動捜査怠る
・新潟県警南魚沼署が６月、同県南魚沼市の男性（６８）がひき逃げされて重傷を
負った際、男性が自分で転倒した可能性が高いと判断して約半月、初動捜査を
怠っていたことが５日、同署への取材で分かった。
男性の妻（６７）らが、ひき逃げしたとみられる車が写った防犯カメラの映像を独自に
見つけたことをきっかけにようやく捜査し、８月に道交法違反などの疑いで同市の女
（６３）を逮捕した。同署は「捜査が後手後手になり迷惑をかけた」と男性や妻に謝罪した。
南魚沼署によると、事件は６月５日に発生。男性は後ろからはねられて道路脇の
土手下に転落、腰の骨を折ったほか、頭部を打った。近くの畑にいた女性が男性に
気付いて通報。事情を聴いた署員は「女性は車を目撃していない。被害者の記憶も
あいまい」と上司に報告し、同署は自己転倒とほぼ断定した。
一方、妻や知人が現場近くのコンビニ店に協力を求めて防犯カメラの映像を調べると、
事件前後に車数台が通り過ぎており、通報した女性からも「ワゴン車が走り去るのを
見た。警察にも話した」との証言が得られたため６月２２日、再捜査を依頼した。同署が
ワゴン車を絞り込む過程で事情を聴いた女が自首し、逮捕した。
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