10/11/04 14:00:52 R4GLQ3060
バブル後の失われた20年間、日本以外の先進国は年平均4%程度の名目成長をしてきたのに、日本の名目成長率はほぼゼロ。
日本も実質なら成長を達成していたにも関わらず、デフレがこれを相殺してきた。
IMF統計だと、1990年の日本GDPは439兆円 → 2010年のGDPは475兆円程度。
仮に、他の先進国と同様に20年間年率4%の名目成長をしていたと仮定すると
439兆円 × 1.04^20 = 439兆 × 2.19 = 961兆円
つまり現在の日本のGDPは、約1,000兆円とならなければおかしい。
また800兆円といわれる財政赤字問題も、GDP比80%となって大した問題ではなかったことがわかる。
しかし、デフレにより名目成長を行わなかったツケはこんなものじゃすまされない!! ><。
この20年間で生み出されるはずだった 「 あるべき 」 GDPの合計額を求めてみろや。
等比数列の和 ( 等比級数 )の公式 Sn = a ( 1-r^n ) / ( 1-r )
ここで、初項 a = 439兆円、公比( 成長率 )r = 1.04、期間 n = 20年、をあてはめると
S20 = 439兆円 × ( 1 - 1.04 ^ 20 ) / ( 1 - 1.04 ) = 13,060兆円!
これに対し、実際の名目GDPの合計は9,858兆円。
つまり、年率4%の名目成長をしていた場合と、デフレにより名目成長を打ち消してきた現実の日本を比べると
1,3060兆 - 9858兆 = 3202兆円! の付加価値を喪失したことになる。
人口が約1億2,700万人なので、国民一人当たりだと2,521万円。 4人家族なら1億円を稼ぎ損ねてんだぞ!