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レアアース(希土類)がクローズアップされている中、福島県ハイテクプラザなどが開発した
使用済みの研磨剤からレアアースの一種・セリウムの酸化物を取り出し再利用する
システムが全国的に注目されている。県内外の約30社から問い合わせが相次ぎ、
国内大手の光学機器メーカーからの引き合いもある。県内では、田村市の部品メーカーが
すでに導入し、県中地方の一社が活用を計画中だ。同プラザはセリウムの安定確保に
つながる新システム導入を促し、県内企業の競争力アップに結び付ける考えだ。
新システムは、レンズや液晶パネルなどをつくる際に使用した液体の研磨剤から、酸化
させたセリウムだけを沈降させて抽出し、研磨剤として再利用する仕組み。これまでは
使用後は廃棄処分されており、リサイクルにより大幅なコスト削減が可能だ。
今年度から県内企業への技術提供を始めたところ、中国が事実上のレアアースの対日
禁輸措置に踏み切った9月以降、反響は県内はもとより、山形、栃木など県外にも
広がっている。眼鏡やカメラのレンズなど、いずれも研磨剤を使うメーカーだ。
先月中旬には、国内大手の光学機器メーカーの研究・開発者らが県ハイテクプラザを訪れた。
国内外に工場を構え、毎日大量の研磨剤を使用しており、セリウムの価格高騰は深刻。
技術の提供を強く求めてきたという。■以下ソースにて
URLリンク(www.minpo.jp)