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※>>5の詳報つづき。
・裁判長「被告人は事件を起こしたことを後悔し、被告人なりに反省の態度を示している」
「もっとも、被告人が事実と向き合い、本当の意味で反省を深めているとは認められない」
「被告人は『恋愛感情』という言葉の定義にこだわり、『恋愛感情は持っていなかった』と
述べるに留まっている。事件を真剣に振り返り、反省していることにはならない」
裁判長「被告人の言動には許し難いものがある。遺族が言動に怒りを覚えるのは当然である」
裁判長「しかし、被告人の言葉や言動は、人格の未熟さ、プライドの高さに起因するものである。
江尻美保さんの名誉を傷つけたり、遺族を傷つけようとする意図までは認められない」
《さらに、若園裁判長は林被告が20年以上勤続した会社でトラブルがなく、前科もないことを挙げて、
死刑を回避する要素の1つと指摘》
裁判長「死刑は人の生命を奪う究極の刑罰である」
「本件は、未熟な人格の被告人が、江尻美保さんの気持ちを理解できずに一方的に思いを募らせ、
抑鬱状態になり、思い悩んで起こした事件である」「鈴木芳江さんの殺害は極めて残虐で、芳江さんに
落ち度はないが、計画性のない偶発的な犯行である」
《傍聴席からすすり泣きが聞こえる》
「被告人に対しては、裁判を契機に、江尻美保さん、鈴木芳江さんの無念さや遺族の思いを真剣に受け止め、
人生の最後の瞬間まで、なぜ事件を起こしたか、自分の考え方のどこに問題があったのか、苦しみながら
考え抜いて、内省を深めることを期待すべきという結論に至りました」
「よって、主文の通り、無期懲役に処することとしました」
《若園裁判長は「これで言い渡しを終わります」と閉廷を告げた。林被告は若園裁判長に向かって一礼した》
《このとき、傍聴席の後方にいた遺族とみられる女性が泣き叫んだ》
女性「こんなのやだー、やだもう、納得できない、納得できない!」
《職員が「傍聴人は退廷してください」と強い口調で告げる。女性は「もうだめ、絶対だめ」と
泣き崩れながら出口に向かった。林被告は傍聴席に礼をすることなく、退廷した》(抜粋)
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