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(>>1の続き)
■利用者5億人超
「中国の仕事先との連絡などに使っているが、とにかく安上がり。携帯でも使えるようになれば、
パソコンを持ち歩かなくて済むので助かる」
産業機械メーカーに勤める北海道在住の40代の男性は、KDDIの決断を大歓迎する。
スカイプは、パソコンやスマートフォンに無料でダウンロードし、利用者同士がネット回線を通じて
無料で音声通話やテレビ電話がかけられるソフト。加入者数は全世界で5億2千万人を超え、国内で
過去1年に利用した人は1900万人に上る。
米調査会社テレジオグラフィーによると、昨年の全世界の国際電話通話時間は4060億分で、
うちスカイプが540億分と13%を占めるなど、急速に普及している。
電話回線や携帯基地局を整備し、通信料収入を生業とする通信会社にとっては、まさに天敵だ。
実際、KDDIの国際電話事業は、スカイプ普及と反比例するように下降線をたどり、今年3月期の
売上高は前期比12%減の589億円に落ち込んだ。
それでもあえてスカイプと手を組んだのは、通話料の減収とメリットをてんびんにかけ、「かなりの
割合でチャンスが増え、収益に貢献する」(田中専務)と、判断したためだ。
(>>3-に続く)