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・ネットオークションに、巧妙かつ「見方によっては悪質」なものがここ数年増加している。
それは、「ペニーオークション」と呼ばれるものだ。
ペニーオークションと従来のネットオークションの最大の違いは、「入札手数料が必要」という点。
落札しようがしまいが、入札に参加すれば支出が発生する。そこにこのシステムの「うまみ」がある。
システムを簡単に説明しておくと、次のようなものだ(括弧内は通常のネットオークション)
●出品者はすべてオークション主催者(商品ごとに出品者は別)
●一入札ごとに手数料が発生(入札は無料)
●入札単位が1円5円などと低い(入札単位は個別だが、通常は100円単位以上)
●すべて自動延長(自動延長は出品者が個別に判断)
日本にも数十のサイトが存在しているわけだが、いずれも似たようなもの。オークションと
いう入札制度ではあるが、実際には主催者が販売している状態である。
ペニーオークションの最大の肝は、入札ごとの手数料にある。
参加したいと考えた人間は、まずは会員登録し、次に仮想コインを購入する。このコインが
入札する際に必須の「手数料」になるからだ。ほとんどのサイトでは、入会すると「サービス」と
して10枚程度のコインが無料でもらえる。
実際にサイトを見ればわかることだが、多くの商品が非常に安い値段で競られている。
また落札結果を見ても、とても安い。
たとえば人気ゲーム機(新品)が、市場価格の1割程度で落札されていることもある。
「だったらいいじゃないか」とつい思ってしまうのが、主催者側の思うつぼだ。
ちょっと計算してみれば、すぐにわかることである。(>>2-10につづく)
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
※夏原武…作家。漫画原作として「クロサギ」「ギャングスターズ」連載中。
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