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★相沢元議員宅を捜索 投資話で詐欺容疑の不動産会社顧問
投資話で現金などを詐取したとして有罪判決を受けた不動産会社「岡田興産」（東京都千代田区）の
社長（７３）らが、ほかにも融資金名目で現金をだまし取った疑いがあるとして、警視庁は２６日、
社長の自宅など数カ所を詐欺容疑で家宅捜索した。同社の顧問を務めていたとされる弁護士の
相沢英之・元自民党衆院議員（９１）の事務所や自宅も、関係先として捜索した。
警視庁は押収した資料を分析するなどして、社長らの立件の可否を慎重に検討する。
関係者によると、捜索の容疑は、社長らが２００６年９月ごろ、
独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」が所有する施設２カ所について、
転売すれば利益が得られるとの虚偽の話を愛知県の会社社長の男性に持ちかけ、
融資金名目で約１８００万円をだまし取ったというもの。
関係者によると、施設の売却先は同機構が入札で決めるが、社長らは随意契約で岡田興産が購入でき、
転売先も決まっていると男性に説明。購入資金の融資名目で現金を受け取った疑いがあるという。
関係者によると、男性は、岡田興産側との交渉の過程で相沢元議員と複数回会っていたという。
同社の事務所は、ビル内の相沢元議員所有の部屋に置かれていた。
このため、警視庁は元議員のかかわりの有無も調べている。
相沢元議員は旧大蔵省で事務次官を務めた後、１９７６年から９期連続当選。
経済企画庁長官などを歴任し、０３年に政界を引退した。
岡田興産の社長と当時の専務は、不動産会社社長から土地の購入手付金名目で
現金１千万円などを詐取したとして、０９年７月に警視庁に逮捕され、執行猶予付き有罪判決を受けている。
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